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和菓子の京都 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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京都に数ある和菓子の…

京都に数ある和菓子の紹介。色々と勉強になりました。

文庫OFF

和菓子といえば、やは…

和菓子といえば、やはり京都。様々な和菓子に目を惹かれました。

文庫OFF

2015/11/03

 1990年発行で、著者は出版年に他界されているとのこと。まるで京都の和菓子の老舗当主が目の前で話しているような興味深い本だった。  天皇が明治に京都に出て行った後、出入りしていた業者はどうなったか。とらやのように、東京に付いて行った者もいれば、川端道喜のように京都に残るのを選択...

 1990年発行で、著者は出版年に他界されているとのこと。まるで京都の和菓子の老舗当主が目の前で話しているような興味深い本だった。  天皇が明治に京都に出て行った後、出入りしていた業者はどうなったか。とらやのように、東京に付いて行った者もいれば、川端道喜のように京都に残るのを選択した者もいた。著者によれば、当時の当主は2回、東京に大膳の作法を教えに行ったが、その後は困窮し、茶道の家元に近づき、今も初釜などには茶菓子を納入しているという。  それまで天皇家との関係は深く、京都御所には建礼門の隣に専用の「道喜門」があったほど。面白かったのは、天皇家にはお金がなく、やたらと「献上品」という記録が出てくるとの下り。江戸時代でも3万石程度しか幕府からもらえず、質素倹約を強いられている中で、宮中祭祀もあり、献上に頼らざるを得なかったとのこと。  本書に出てくる、茶道の初釜に使われる葩餅、表千家と裏千家の間にある「宗旦銀杏」を使ったぎんなん餅、そして代表的な商品である吉野葛を使ったちまき、一度は食べてみたいという気にさせられた。

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2015/01/05

川端道喜が書いたというレア本。最近復刊したそうな。 川端道喜のお菓子、食べてみたいんだけど値段も高いしあまり出してないし、お高いところに止まってる和菓子屋のイメージがあった。 けれど中の事情もあるそうで、割りと赤裸々に良い面も悪い面も語られていた。 これでさらにはなびら餅と粽が食...

川端道喜が書いたというレア本。最近復刊したそうな。 川端道喜のお菓子、食べてみたいんだけど値段も高いしあまり出してないし、お高いところに止まってる和菓子屋のイメージがあった。 けれど中の事情もあるそうで、割りと赤裸々に良い面も悪い面も語られていた。 これでさらにはなびら餅と粽が食べたくなったのは仕方がない。

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2014/12/18

応仁の乱のころから続く京都の老舗和菓子屋の主人が、京都人のものの見方考え方を解説する本。 商人として図太く生きていく部分と、職人として譲れない部分、歴史を背負った京都人のバランスを取っていくところがとても興味深い。 ちまきはおいしそう。

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2012/07/23

ちまきを作り、はなびらもちを作る老舗和菓子屋から見た京都の歴史、和菓子屋の気概。決して大きく儲けず小さな店を続ける京都人の気質にも言及あり、なるほどと思う次第。

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2011/06/13

読みがいがあった。本に語られる壮大な歴史のなかで、俺にできることは、粽を買いもとめて旨い旨いといって食うことだ。

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