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人間失格 桜桃 の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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2010/03/17

「桜桃」の冒頭はどこかで読んだはず…たぶん、高校時代の模試か問題集だと思う。 「人間失格」は初めて読んだ。 リズム感の作家だな、ということ。 10代の頃に読んでいたらどう感じただろうか、20代前半だったら、といった仮定など。

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2010/02/14

話が長過ぎないので、文学へ挑戦するのに丁度いいと思って買いました。 ただ暗い話ではなく、引き込まれちゃいます。太宰作品の深さを感じました。

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2009/10/04

言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間...

言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間失格』の中の言葉は際立って名文揃いです。主人公である葉蔵の破滅へのリアルな道筋は、読んでいて寒気がするほど。人と人との繋がり、社会との繋がりなどの意味を改めて考えさせられます。

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2009/10/04

「恥の多い生涯を送ってきました。」夢も希望も持てず無為に日々を送る男の話。独白体。太宰ならではの言葉遣いや文章の書き方は好きだけど、内容は微妙でした。こんなに楽しめなかったのは『走れメロス』以来です。結局彼のしたかった事は何だったんだろう。桜桃はかなり短い作品だったけど、こちらの...

「恥の多い生涯を送ってきました。」夢も希望も持てず無為に日々を送る男の話。独白体。太宰ならではの言葉遣いや文章の書き方は好きだけど、内容は微妙でした。こんなに楽しめなかったのは『走れメロス』以来です。結局彼のしたかった事は何だったんだろう。桜桃はかなり短い作品だったけど、こちらの方が私は好きでした。子供と親、天秤にかけたとき傾くのはどっちなんだろうか。どちらに傾いても正解なのかもしれない。

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2009/10/04

 果たして生まれながらにして、人としての根源的欲求が失われている人は、人間失格であろうか?  無論、生まれのせいだけに出来ない程に主人公は狡猾で賢くてバカ、泣きたくなるほど哀れな人です。  ただ人間失格かどうか?ソレは自身で決める他ない問題なのではないだろうか?  もう一作の『桜...

 果たして生まれながらにして、人としての根源的欲求が失われている人は、人間失格であろうか?  無論、生まれのせいだけに出来ない程に主人公は狡猾で賢くてバカ、泣きたくなるほど哀れな人です。  ただ人間失格かどうか?ソレは自身で決める他ない問題なのではないだろうか?  もう一作の『桜桃』は10Pにも満たない短かさ乍、非常に重く緊迫感のある画が脳内に浮かび上がる作品。

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2009/10/04

やばいおもしろい。完璧な感じじゃなくて、ちょっと修行途中の作家って感じがいい(桜桃の終わり方が特に)。グッド・バイも是非読みたい。

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2009/10/04

最近はあまり太宰を読んでいなかったので 久々の太宰でした。以前は図書館で借りて 読んだのですが今回は購入。人間失格も さることながら桜桃が本当に好き。

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2009/10/04

『人間失格』の冒頭数ページ。あの導入には思わず唸らされます。太宰自身を投影した主人公がやっちゃってくれます。津軽が生んだ破滅的文豪の傑作。

Posted byブクログ

2009/10/04

珍しく文学作品。 ブックオフで発見したのだが意外と薄い。 なので比較的読みやすかった。 おまけに「桜桃」ってのも付いてたけど、よくイミが分からなかった。読み方も分からない。さくらももでいいのかな?

Posted byブクログ

2009/10/04

共感できる人生の劣等感みたいなものがあって、葉ちゃんの傍にすうっと寄れる。いろんなことを感じたけれど、一番思ったのが、この人は何て抱きしめたくなる人なんだろう、ということだ。沢山の女性に愛されたのが頷ける。ただ文字の羅列を追っているだけでも愛しく思う。

Posted byブクログ