ねこはしる の商品レビュー
ちょっとノロマな、黒…
ちょっとノロマな、黒ねこ<ラン>の物語。お友達になった魚と、毎日遊んでる間に、兄弟ネコよりすばしっこくなったラン。太陽やひまわり、アリや風から見たランの様子も、目に見えるよう。でも、最後はちょっと悲しい物語。
文庫OFF
ミニ本番。詩集かと思いきやフィクション。 魚とドジなネコの話。 短いのに、起承転結素晴らしく、どちらにも心を奪われる、温かく、寂しい、友情の物語。 読めてよかった。
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物語の終わりが近づくにつれて、涙が流れて止まらなくなりました。 ゆれる すすきたち そんなことが おう! おう! おう! そんなことを ああ! ああ! ああ! なぜなのだ? なぜ? なぜ? なぜ? わからない ない! ない! ない! (すすきたちは、ない!ない!ない!と首をふ...
物語の終わりが近づくにつれて、涙が流れて止まらなくなりました。 ゆれる すすきたち そんなことが おう! おう! おう! そんなことを ああ! ああ! ああ! なぜなのだ? なぜ? なぜ? なぜ? わからない ない! ない! ない! (すすきたちは、ない!ない!ない!と首をふりつづけ、そのさまは、まるで、野原にしぶきをあげる波のようだった) 、、、ラストでタイトル「ねこはしる」という言葉の意味を知り、心に稲光が走った。 ランというこねこと、小魚との、温かくて切ない友情の話。 最後の3行が、たまらない。涙止まらない。
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あるねことある魚の友情物語。 あるところにねこの家族がいてその中にねこらしいことができない猫がいてお母さんも心配していたが...。 ぼくはこの本は詩みたいだなと思いました。 いやねこすごすぎ!と思いました(笑)✨
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主人公黒猫のランと小さな池で出会った魚との友情を描いた作品。詩的な文章で読みやすく、また動物だけでなく昆虫や山、吹き渡る風も命を宿し、言葉を介して物語を進めてゆく。 ラストに思わず胸が詰まる。 ネコ、走る。なのか、ネコは、知る。なのか。
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児童書には、収まらない。 猫のランと魚の友情を描いた童話なのだけど、この静けさと力強さは一体なんだろう。 数ページごとに、他者からの視点が入り込む構造も面白い。 ランと魚に入り込ませない。 常に引き戻され、客観視させられる。 と同時に、二匹の周囲に世界を感じる。 温かいまなざし...
児童書には、収まらない。 猫のランと魚の友情を描いた童話なのだけど、この静けさと力強さは一体なんだろう。 数ページごとに、他者からの視点が入り込む構造も面白い。 ランと魚に入り込ませない。 常に引き戻され、客観視させられる。 と同時に、二匹の周囲に世界を感じる。 温かいまなざしが包む世界。 でも、食物連鎖という確固たる原理が存在する世界。 ランはきっと、強く生きている。
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テーマは重いものなのかもしれないけれど、生命感に溢れて瑞々しかった。 >ランは いま はしっているだろうか 魚とともに 結局ランは魚を食べたんだろうか?それとも食べてないんだろうか? どちらとも取れる終わり方に、いろいろと考えさせられた。 後者の場合、二人だけの世界を求めてすべてをなげうち、 それこそランは命がけで逃げたとも取れる。 街で見かける“魚を咥えた猫”というのは、 『サ○エさん』に出てくるような今晩のオカズを咥えて逃げる猫だけでなく、 そんな境遇の猫ももしかしているのではないだろうか・・・。 (って、そういう猫に出会ったことないけど) 前者の場合、家畜を育てて最後に食べる(出荷する)という、 時々ニュースで見聞きする学校の情操教育にも似てる。 それをランは自ら学んだとするならば、『ねこはしる』というタイトルは “猫は知る” とも取れて興味深い。 考えすぎか。
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うん。これは泣いちゃうね。 電車で読んじゃいけないやつだった。 でも終わり方が爽やかというか、 なんだろうこれは、 「そういうものなんだね」と思えた。 はんぶん詩集のような、でも小説のような本。
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ちょっとのろまな猫「ラン」と小さな池の小さな住人である「魚」のお話。お互い持って生まれた境遇(猫と魚)を超越し親友になったのもつかの間、最後はその運命から逃れられず。。。二人が出した結論に喉元がぐっと詰まるようなせつない気持ちになった。ぜひ娘には自力で読んでほしいけど、ルビがないのでそのうち読んであげようかな。
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簡単に言えば子猫のランの成長期。 詳しく言えば、世界は一つ一つの人生の重ねあいだということをいろんな生き物の視点から実感することができる、ちょっぴり悲しくて、ちょっぴり前向きな物語。 とてもいい本でした。図書館で借りて読んだのですが、自分で購入してずっと持っていたいです。
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