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日本人英語の改造講座 の商品レビュー

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2009/10/04

値段からも分かるように、約60ページの薄い本で、特に読むつもりはなかったが始めの方を読んでいるうちにそのまま全部読んでしまった。  本の前半では英会話学校や語学留学、TIMEなどの雑誌に飛びつく英語学習者に警鐘を鳴らした後、著者は盛んに「プレイン・イングリッシュ」というものを推奨...

値段からも分かるように、約60ページの薄い本で、特に読むつもりはなかったが始めの方を読んでいるうちにそのまま全部読んでしまった。  本の前半では英会話学校や語学留学、TIMEなどの雑誌に飛びつく英語学習者に警鐘を鳴らした後、著者は盛んに「プレイン・イングリッシュ」というものを推奨している。これは著者曰く「通じる英語」ということで、要するに英語話者の思考通りに分かりやすい言葉で簡単な構文を使って文を書け、ということらしい。(中学生や高校生の「パラグラフ・ライティング」なんかでは、こういう考え方が主流だろう。おれもそう指導されたような記憶がある。ただし「通じる英語」という表現は、「通じれば良い英語」(いわゆる「サバイバル英語」)を連想させそうな誤解を招く表現だと思う。)  この「プレイン・イングリッシュ」の考え方を元にして、いわゆる「訳しにくい日本語」を巧みに訳し変えた英文が色々あり、勉強になるところもあった。でもいくら「\"word for word\"ではなく、\"detach ideas from words\"だ!」と言われて、頭では分かっていても、やっぱりおれには難しい。(例えば「彼は凝り性である」をHe is a perfectionist.とサラッと訳す、とか。言われてみれば大したことないんだけど。)もっと勉強しないと…。

Posted byブクログ