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ホーキング、宇宙を語る の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

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2022/08/19

車椅子の天才ホーキングによる、宇宙論についての解説本。天動説から始まって、この宇宙を簡潔に説明する法則を追い求めてきた歴史をわかりやすく教えてくれる。宇宙の始まりと終わり、特異点についての考察、虚時間の導入、そしてブラックホールすら絶対ではなく、不確定性原理により"蒸発...

車椅子の天才ホーキングによる、宇宙論についての解説本。天動説から始まって、この宇宙を簡潔に説明する法則を追い求めてきた歴史をわかりやすく教えてくれる。宇宙の始まりと終わり、特異点についての考察、虚時間の導入、そしてブラックホールすら絶対ではなく、不確定性原理により"蒸発"するのだと説く。重力を含めたすべての力を表現できる方程式が生まれる未来は果たしていつ来るのだろうか。

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2024/01/17

宇宙は「始まり」と「終わり」を持つのか?という非常に単純な疑問に、物理学の立場から、しかし難しい数式なしに語られる。そもそもなぜ今宇宙は存在しているのだろうか。何もない所から宇宙が生まれる確率は、何も生まれない確率よりずっと低く感じられる。 オススメ度: ★★★★★ ぽんず(...

宇宙は「始まり」と「終わり」を持つのか?という非常に単純な疑問に、物理学の立場から、しかし難しい数式なしに語られる。そもそもなぜ今宇宙は存在しているのだろうか。何もない所から宇宙が生まれる確率は、何も生まれない確率よりずっと低く感じられる。 オススメ度: ★★★★★ ぽんず(海洋環境科学科) --- 所蔵情報 品川図書館 440.4/H45 越中島図書館 440.4/H45

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2020/02/16

「もしそれに対する答が見いだせれば、それは人間の理性の究極的な勝利になるだろうーーなぜならそのとき、神の心をわれわれは知るのだから。」 映画「博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)」を観たら再読したくなった。映画は最初の奥さんのジェーン・ホーキン...

「もしそれに対する答が見いだせれば、それは人間の理性の究極的な勝利になるだろうーーなぜならそのとき、神の心をわれわれは知るのだから。」 映画「博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)」を観たら再読したくなった。映画は最初の奥さんのジェーン・ホーキングの回顧録がベースになっているのね。

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2019/03/24

宇宙論の歴史(ギリシャ時代〜現代)を一般向けに噛み砕いた本。 宇宙論が好きな私としては、歴史小説を読むような感覚で楽しめた。概念の細かいところは、一般向けでも難解であるが、壮大な宇宙の真の姿に迫る人間の想像力と理解力に脱帽する一冊。 ホーキング博士のユーモアのある文章もあり、専門...

宇宙論の歴史(ギリシャ時代〜現代)を一般向けに噛み砕いた本。 宇宙論が好きな私としては、歴史小説を読むような感覚で楽しめた。概念の細かいところは、一般向けでも難解であるが、壮大な宇宙の真の姿に迫る人間の想像力と理解力に脱帽する一冊。 ホーキング博士のユーモアのある文章もあり、専門家でなくても、気軽に楽しめる一冊。

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2018/10/28

wired・科学・第3位 mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 宇宙はどうやってはじまり、どうやって今のようになり、そしてどのようにに終わるのか。人類史上最大の神秘に挑んだ「車椅子の天才」による不朽の著作。 ◆ユーザーからのコメント 続編もいくつかあるけど最初のこれ...

wired・科学・第3位 mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 宇宙はどうやってはじまり、どうやって今のようになり、そしてどのようにに終わるのか。人類史上最大の神秘に挑んだ「車椅子の天才」による不朽の著作。 ◆ユーザーからのコメント 続編もいくつかあるけど最初のこれが一番詳しくて面白い/高校生のときに貪るように読んだこれかなぁ/佐藤勝彦の方がとっつきやすいけど、これは必読

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2018/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 文明の夜明け以降、事物をたがいに関連のない、説明のつかないものとみなすことに人々は満足してこなかった。人びとは世界の背後にある秩序を理解しようと熱望し続けてきた。今日でもわれわれは、われわれがなぜここに存在しているのか、どこから生じてきたのかを知りたいと切望している。知識に対する人間のこの上なく強い欲求が、われわれが探求を続けることを十分正当化するのである。そして、われわれの住むこの宇宙の完全な記述こそ、その目標なのだ。(p.32)  空間と時間は宇宙の中で起こるすべてのことに影響するだけでなく、それからも影響を受ける。空間と時間という観念をもたずに宇宙の中のできごとについて語ることができないのと同じように、一般相対論では宇宙の限界の外にある空間と時間について語ることは無意味になった。 空間と時間に対するこの新しい見方は、その後何十年かの間に、われわれの宇宙観を根本的に変えてしまった。これまで永遠に存在してきたし、今後も永遠に存在しつづける、本質的に不変な宇宙という古い考えは、有限な過去にはじまり、未来の有限な時間に終わりを迎えるかもしれない動的な膨張する宇宙という観念にとってかわられた。(p.58) 神なら宇宙がどうはじまったかを知っておられるかもしれないが、宇宙がなぜこのやり方ではじまり、他のやり方ではじまらなかったのか、われわれにはその理由を示すことができない。これに対して、重力の量子論が開いてくれた新しい可能性では、時空は境界をもつ必要がないので、境界における時空のふるまいを特定する必要もなくなる。(p.181) われわれは結局、科学の任務を、不確定性原理が設けた限界内でできごとが予測できるような法則を発見することだと定義しなおした。(p.222) 今日まで、科学者はずっと、宇宙が何であるかを説明する新しい理論の展開に奪われていて、なぜと問うことができないでいる。一方、なぜと問うことを商売にしている人たち、つまり哲学者は科学理論の進捗についていけないでいる。(p.224)

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2016/09/03

著者の半生を描いた映画、「博士と彼女のセオリー」を見て再読しようと思った。宇宙の始まりと終わり、初期宇宙の境界条件、一般相対性理論と不確定性原理、ブラックホールの内部と事象地平線。専門家にしか理解できない話をユーモラスな文章で可能な限り簡単に説明してくれている。それでも半分も理解...

著者の半生を描いた映画、「博士と彼女のセオリー」を見て再読しようと思った。宇宙の始まりと終わり、初期宇宙の境界条件、一般相対性理論と不確定性原理、ブラックホールの内部と事象地平線。専門家にしか理解できない話をユーモラスな文章で可能な限り簡単に説明してくれている。それでも半分も理解できていないが、読めば宇宙の物理学に興味が持てると思う。

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2016/01/22

映画『博士と彼女のセオリー』(原題 The Theory of Everything)を見てから、興味をもって読んだ。 すごく読みやすく、ときに笑いもはさんである「宇宙を語る」本は初めてだった。 完全には理解していないと思うけれど、今のところ十分。最新版も読みたくなって、別に購入...

映画『博士と彼女のセオリー』(原題 The Theory of Everything)を見てから、興味をもって読んだ。 すごく読みやすく、ときに笑いもはさんである「宇宙を語る」本は初めてだった。 完全には理解していないと思うけれど、今のところ十分。最新版も読みたくなって、別に購入した。

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2015/06/13

2015/6/13読了。 物理学+哲学という感じ。難解なテーマを分かりやすく、かつ美しく描写しており、知的興奮を味合うことができた。20年以上前の本とはとても思えない。

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2014/11/16

一般向けにホーキングが初めて出版されたもの 物理学の目線で宇宙と人間と神について 忌憚なく客観視した眼で語る 創造主がいたかいないかの結論は 大統一理論が見つかることで出ると言うことで 楽観論のホーキングはメビウスの輪のように 自己完結型で創造主を必要としない宇宙を描く それは...

一般向けにホーキングが初めて出版されたもの 物理学の目線で宇宙と人間と神について 忌憚なく客観視した眼で語る 創造主がいたかいないかの結論は 大統一理論が見つかることで出ると言うことで 楽観論のホーキングはメビウスの輪のように 自己完結型で創造主を必要としない宇宙を描く それは境界や縁を持たず始まりも終わりもない姿である しかし私は 宇宙が壊れてみるまで確定できないだろうと思うし 人間はその瞬間を目撃して ユリーカと乾杯することも出来ないのだろう それにしても兎も角ユーモアたっぷりだし 皮肉も交えて痛快で面白い冒険物語である 但し訳者の文は旨いのだけれども テニヲハの混乱があり 特に「は」の多用が目立ち読みにくい

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