蕎麦ときしめん の商品レビュー
パスティーシュ作家と…
パスティーシュ作家として、清水義範を定着させた名作短編集。表題作は、名古屋ローカルの笑い。名古屋人には「笑い3倍+怒り+郷愁」らしい。私は名古屋人ではないので分かりません。“英語語源日本語説”は大笑いである。もっともらしい文章の書き方としても面白い。こういう論理的に破綻してるのに...
パスティーシュ作家として、清水義範を定着させた名作短編集。表題作は、名古屋ローカルの笑い。名古屋人には「笑い3倍+怒り+郷愁」らしい。私は名古屋人ではないので分かりません。“英語語源日本語説”は大笑いである。もっともらしい文章の書き方としても面白い。こういう論理的に破綻してるのに、論理的に見える文章書いている人っていますよね。
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パスティーシュ短編集…
パスティーシュ短編集。名古屋人ってそんな人なのと思っていいの?
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名古屋人の友人に真っ先に勧めた。 蕎麦ときしめん 序文 が特に面白くて 猿蟹はそんなに 大人のユーモアって感じ 憧れる
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名古屋にきた東京人の視点は面白いが文調的に周りくどくて読んでもうお腹いっぱい感がある。表題の蕎麦ときしめんだけ読むのがベスト
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「文体模写=パスティーシュ文学を確立する」とある。しかし、古来から本歌取りは日本文学の伝統。そして先立つ小林信彦の「発語訓練」(1983年)のほうが文体模写の嚆矢と思う。唐獅子シリーズの「唐獅子源氏物語」(s57年)は源氏物語の文体模写である。 蕎麦ときしめん」の前書きで、清水氏...
「文体模写=パスティーシュ文学を確立する」とある。しかし、古来から本歌取りは日本文学の伝統。そして先立つ小林信彦の「発語訓練」(1983年)のほうが文体模写の嚆矢と思う。唐獅子シリーズの「唐獅子源氏物語」(s57年)は源氏物語の文体模写である。 蕎麦ときしめん」の前書きで、清水氏ではないという設定の別の東京人の名古屋文化(誤)理解を紹介という構図は、先立つ小林信彦の、アメリカ人のフラナガンという架空人物の日本野球文化(誤)理解の紹介というのと同じ構図である。偶然の一致であろうか。 著者でない人物の日本文化論というのは、イザヤベンダサン著山本七平訳という「日本人とユダヤ人」が嚆矢であろうか。今では真著者は山本氏と判明している。 清水義範氏にはパスティーシュ完成者としてそれなりの世界があり評価するが、パスティーシュ世界で小林信彦の存在も忘れてはならないと思う。
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はじめて読む種類の小説。 へぇ…こういう世界があるのか、と、おもしろく読んだ。 麻雀は、やったことないのでわからずですが。
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何が面白いのかが理解できない。 名古屋人自虐ネタ? としても、私には全く面白みがわからん。 その他の短編は読む気が失せた。
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パスティーシュ作品は初めて読んだが、思っていたよりも面白く、短編がいくつか集まっているものだったので読みやすかった。
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本の最初にたまに載っている「序文」という章をつなげて一つのドラマに仕立てあげたり、架空の論文を巡るドラマを描いたり、今まで読んだことのない手法でとても面白かった。あまりに巧妙な語り口なので実在する論文かと思ったよ…
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2019.04.14 #012 人の書いたものを作者の意見などを交えて書く新たな小説。 名古屋に住んでる名古屋外出身者にはあるあると大いに賛同できる内容だが、もちろん作者は名古屋出身者、タイトルの蕎麦ときしめんの内容については賛同できず否定的。 やっぱり名古屋は田舎の中の都会...
2019.04.14 #012 人の書いたものを作者の意見などを交えて書く新たな小説。 名古屋に住んでる名古屋外出身者にはあるあると大いに賛同できる内容だが、もちろん作者は名古屋出身者、タイトルの蕎麦ときしめんの内容については賛同できず否定的。 やっぱり名古屋は田舎の中の都会なのである。 その他の作品も何回か読んで理解できるという不思議なもの。 名古屋人論に興味ある方、どうぞ! 名古屋の人はイライラするでしょうけど(笑)
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