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今江祥智の本(第23巻) の商品レビュー

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2019/06/07

前3作に続き、4作目で、こちらも小学校以来の再読です。 戦争が終わって10年たち、主人公の洋も大人になり、小学校の臨時教師に。個性豊かな生徒や先生が登場して、物語を彩ります。戦争が終わったこと、そしてもう洋の幼少期ではないことから、前3部作とはずいぶん趣が変わります。 この『...

前3作に続き、4作目で、こちらも小学校以来の再読です。 戦争が終わって10年たち、主人公の洋も大人になり、小学校の臨時教師に。個性豊かな生徒や先生が登場して、物語を彩ります。戦争が終わったこと、そしてもう洋の幼少期ではないことから、前3部作とはずいぶん趣が変わります。 この『牧歌』は、前半と後半でずいぶん違う物語であるようにも感じました。前半は根本少年や安芸伊代そして先生方という外との対話である一方で、後半は洋の内面との対話であるように。後半の、若さゆえのさまざまな失敗から自分の進むべき方向に思い悩む洋の姿は、自分にもいろいろ覚えがあり、読んでいてつらいところも多々ありましたが、それだけに大きな読み応えもまた感じました。自分がこの歳になって読んでこそのことなのかなぁと思います。 おそらく小学生のときは、全集の刊行順に読んでいたのですが、今回は洋の成長にそった時系列で読む経験をしています。あとの2作品も引き続き読むのが楽しみです。

Posted byブクログ