斜陽 他1篇 の商品レビュー
斜陽は、女性の視点か…
斜陽は、女性の視点から書かれた作品。文章が最高にきれいです。文章の美しさに心が洗われること、間違いなしです。
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太宰の名作「斜陽」が…
太宰の名作「斜陽」がわずか150円で読めるのはすばらしい!!没落貴族のそれぞれの生き方に自分を重ねると、また違った見方ができるかもしれない。
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あんまり美しすぎる言…
あんまり美しすぎる言葉にため息。没落貴族に思いを馳せてしまいます。ひたむきで、だからこそ傷ついていく姿には涙涙です。
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ただただその世界に引…
ただただその世界に引き込まれた。痛ましく胸が詰まる内容だけれど、文章がとても読み心地よい。
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正直なところかなり痺れてしまった。 名作が名作たる所以をひしひしと感じた。 人物たちの行動に共感こそ出来ないものの、 その人たちから出てくる絞り出すような本音、 切実な祈りのようなもの、言葉にグッときてしまい心が震えた。 すごい。言葉でここまで人の心を動かすなんて。 言葉に...
正直なところかなり痺れてしまった。 名作が名作たる所以をひしひしと感じた。 人物たちの行動に共感こそ出来ないものの、 その人たちから出てくる絞り出すような本音、 切実な祈りのようなもの、言葉にグッときてしまい心が震えた。 すごい。言葉でここまで人の心を動かすなんて。 言葉によって作られる頭の中の情景に 虜になってしまった… 収録作の「おさん」も短編ではあるものの 中々インパクトがあって目の覚めるような話だった。
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自分が描く人間の核心に刺さりすぎて命絶っちゃう疑似体験をしてしまった。一度読み始めたら最後まで読ませちゃう力はバケモン。お母様に対する憧れが彼らを蝕んだように思うのだけれど、少しその感覚が分かるんよね。それを蝮として表現していたのがどんぴしゃで震えた。文豪たちが命を削って書いた小...
自分が描く人間の核心に刺さりすぎて命絶っちゃう疑似体験をしてしまった。一度読み始めたら最後まで読ませちゃう力はバケモン。お母様に対する憧れが彼らを蝕んだように思うのだけれど、少しその感覚が分かるんよね。それを蝮として表現していたのがどんぴしゃで震えた。文豪たちが命を削って書いた小説からしか得られない、この読後感。
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世間知らずのお嬢様の浮かれきった恋文がキツくて心臓がチリチリした。 どんなに貧乏になっても、最後まで誇りを持ち己の信念を貫いて生きる様は美しいと思った。 あんまり本の地の文で「〜しちゃった」という表現は見ないけど、かず子はよく「〜しちゃった」というので可愛らしいね。
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甘美で情けなくて哀しくて大好きだった。 恋と革命を活力に生きようとするかず子、逞しい。 生きる活力が恋と革命だなんて傍から見たら浮き足立っているところに世間知らずなお嬢様らしさが残っていて好き。 手を汚してでも精神は気高く生きようとするかず子が美しかった。 直治の遺書に書いてある「人間は、自由に生きる権利を持っていると同様に、いつでも勝手に死ねる権利を持っている(母がいない間に限る)」という言い分には今まで数多の選択肢と母からの清らかな愛を存分に与えられてきた華族らしさが滲んでいた。 生活が困窮し、時代が混乱する中で生死や恋について苦悩するのは芸術家に傾倒しているから等の理由以前に幼い頃の経済的、精神的な豊かさといったその出自故なのかなーと思う。 「姉さん、僕は貴族です。」 の言葉の通りやっぱり直治は気高くて、ほんの少しだけ傲慢なのかもしれない。 読後の今、作品についてとやかく感想を言ってる私にも環境や時代は違えど(身体的なことだけでは無い)健康な人間特有の傲慢さがあって、この傲慢さで無意識に色んな人を傷つけてきたかもしれないと感じた。 華族らしい生活から抜け出すことに抵抗があったかず子よりも、自ら野蛮さを求めて破滅に走ろうとした直治の方が貴族らしいのは皮肉だと思った。 斜陽を読んだ私の友人は上原宛のラブレターの内容を踏まえてかず子のことを脳内花畑馬鹿女って形容した後に女性がそう生きるしか無いと思わされたこの時代がやるせない、って言ってた。 世間を知ることなんて作中にある通り誰も出来無いかもしれないけど、生きる為に知ろうとする努力は無意味じゃないと思えた。 「おさん」に登場する夫といい、作中の男はみんなどこか情けなかった。 「しくじった、惚れちゃった」 「遮二無二私はキスされた」 ↑あまりにもえっち、いつか私にとってのM・Cに出会った後にこんなことを言われて遮二無二キスをされる準備、しておきます。
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当時の小説の中では読みやすい方なのかもしれないけれど、読書が苦手な私は全体の30〜40%くらいしか理解できてない気がします。表現がくどいと感じる部分が多くて、読むのに苦労したし、読み切った手ごたえがあまりありません。あと、当時の階級意識や恋愛観など今の感覚で掴みにくい部分がまだぼんやりしています。 ほとんど後半の印象しか残ってないですが、お母様の死に顔に関して、亡くなった側なのにピエタのマリアに見えるのか、と意外に感じました。かず子にはお母様が最期まで直治のことで悲しんでいるように見えたのかな、と思うと、恋の革命への切り替えの早さにも納得がいきました。 あと、かず子の恋文や上原の奥さんに対する敵対心が、恋愛でIQが爆下がりしてる女を感じて、太宰ちゃんほんとに男の子?って思いました。そういうお手紙もらっていたんですかね。私も気持ちが溢れて好きな人に手紙を書きたくなるタイプなんですが、客観的に読んでキッッッツと思いました。日記に留めておきたいと思います。ちなみに、かず子はM.C.というイニシャルの人が好きなんだと思っていたので誰かな?松山千春?とか考えてました。 最後の直治の自殺には驚きました。遺書の内容も予想外でした。かず子が上原と秘め事を行った翌日の朝、というのがコントラスト強すぎました。お母様が亡くなって、かず子は生にまっしぐら、直治は死にまっしぐら、と対極に向かうとは思っていませんでした。 読み終わってから、どうして上原の奥さんに直治の隠し子と言って自分の子どもを見せたいのか、ずっと疑問でした。かず子自身よくわかっていないと言うので、もしかしたら、かず子が言う“小さい犠牲者”とは直治ではなく、直治と上原の奥さんとの間に“生まれるはずだった子”なんじゃないかと思いました。逆だったかもしれねェ・・・ってことで子どもを上原の奥さんに抱かせたくなったのではないかと。そう思うと私は納得がいきました。
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1番くらい好きな本。 最初の出だしからすき。 何回読み返しても素晴らしい。 何回読んでも泣いてしまう。
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