私のイエス の商品レビュー
キリスト教とはどんな…
キリスト教とはどんなものなのかを優しく解説した作品。作者のキリスト教への思いが伝わる一冊である。
文庫OFF
現在の日本人にとって…
現在の日本人にとって、聖書の中に書かれている出来事を、そのまま鵜呑みする人は少ないが、その記述から読み取る教訓は多い。作者の、そうした冷静な姿勢には共感できるものの・・・。洗礼を受けるなど、信仰に踏み切るか否かの最後の決め手は・・・そうした様々な疑問や矛盾も含め、教義を丸呑みする...
現在の日本人にとって、聖書の中に書かれている出来事を、そのまま鵜呑みする人は少ないが、その記述から読み取る教訓は多い。作者の、そうした冷静な姿勢には共感できるものの・・・。洗礼を受けるなど、信仰に踏み切るか否かの最後の決め手は・・・そうした様々な疑問や矛盾も含め、教義を丸呑みするとの強い決断と、その教団に集う信者さんとの人間関係らしい。
文庫OFF
宗教、神を信仰するこ…
宗教、神を信仰すること・・・信者たちの心に近づけた。
文庫OFF
前半は、民衆と弟子達のイエスに対する期待の高まりと失望、さらにはイエスの孤独とイェルサレムでのクライマックスが、頭に情景が浮かぶように書かれていた。聖書のめくり読みではわからない、イメージを膨らますにはいい一冊。 ただ私的に残念だったところは、後半のイエスの奇跡に対する解釈あたり...
前半は、民衆と弟子達のイエスに対する期待の高まりと失望、さらにはイエスの孤独とイェルサレムでのクライマックスが、頭に情景が浮かぶように書かれていた。聖書のめくり読みではわからない、イメージを膨らますにはいい一冊。 ただ私的に残念だったところは、後半のイエスの奇跡に対する解釈あたりから、作者の思いが全面に出ていた印象。聖書の延長というより、遠藤周作の宗教観を述べた作品であることを痛感。表題どおりなのだが、もう少し概説的な切り口を期待した私には、読むのがしんどかった。
Posted by
信仰によって、その日から疑いが全て晴れ、安心した気持ちでいられるようになるというわけではない。みんなと同じように、迷い、悩むのだ。ただ、どこが違うかというと、迷いや悩みをもったとしても、それを知ってくれる人がいるのだということ、そういう存在があるのだということだ。著者がキリストを...
信仰によって、その日から疑いが全て晴れ、安心した気持ちでいられるようになるというわけではない。みんなと同じように、迷い、悩むのだ。ただ、どこが違うかというと、迷いや悩みをもったとしても、それを知ってくれる人がいるのだということ、そういう存在があるのだということだ。著者がキリストを信じてよかったと思えるのは、こういうことからだという。 多く愛するものは、多く許さるる ルカ伝七章三十六節 これは、悲しさを背負って生きていかなければならない娼婦がイエスに会いにきて、涙した時に言われた言葉といわれている。 ですが、イエスは現実における愛の無力さも知っていた。イエスは、不幸な人間を愛したが、同時にこれらの男女が愛の無力さを知った時、自分を裏切ることも知っていた。なぜなら、人間というものは、現実世界では結局、効果を求めるからだ。例えば、病人たちは結局は癒されることを、足が不自由な人は歩けることを、目の不自由な人は目が開くことを、つまり、現実的な効果を求めるからだ。だが、我々がいつも日常生活で感じるように、愛というものは現実生活での効果とは直接には関係のない行為なのだ。必ずしも常に現実的な効果を与えることはできない。病人を幾ら看病してもあるいは死んでいく病人はいる。そこにイエスの苦しみが生まれた。愛だけを与えようとして、現実的な効果を与えることが出来なかったとき、逆に人々は激しく怒ったのだった。ガリラヤの湖畔ではイエスは期待する者だったからだ。 ヨハネが亡くなるとイエスはヨハネの後継者と考えられるようになり、次第にイエスは夢の対象となっていった。
Posted by
今までで一番しっくりきたキリスト教系の本。とにかく読みやすかった。 後半部分にあった 奇跡についての解釈が心に残った。 アウシュビッツで、一日一つしか与えられないパンを、病人の枕元にそっとおいてあげる人が少なからずいた話。病人の枕元にはいくつもパンがあったそうだ。同じくアウシュ...
今までで一番しっくりきたキリスト教系の本。とにかく読みやすかった。 後半部分にあった 奇跡についての解釈が心に残った。 アウシュビッツで、一日一つしか与えられないパンを、病人の枕元にそっとおいてあげる人が少なからずいた話。病人の枕元にはいくつもパンがあったそうだ。同じくアウシュビッツで、妻子ある男の代わりに飢餓死刑を受けることにした神父の話。 極限の状態であっても誰かのために命を削る・命を差し出すことができるという人間の性質こそが奇跡。キリストが死後復活したというのは身体が生き返ったという意味ではない。これまで命を捨てることを恐れていた弟子たちがキリストの死後、命を差し出すことを恐れなくなった、命をかけて布教するようになった。それこそがキリストの復活だ。
Posted by
読みやすい聖書入門書。イエスを裏切った十二人の弟子が何故イエスの死後、使徒となってイエスの教えを布教するようになったのか。奇跡とは、イエスの臨終の言葉の解釈などなど、キリスト教徒でない人のまず感じる素朴な疑問に答えるように書かれてある。 しかしながら、遠藤周作流の解釈と言えるので...
読みやすい聖書入門書。イエスを裏切った十二人の弟子が何故イエスの死後、使徒となってイエスの教えを布教するようになったのか。奇跡とは、イエスの臨終の言葉の解釈などなど、キリスト教徒でない人のまず感じる素朴な疑問に答えるように書かれてある。 しかしながら、遠藤周作流の解釈と言えるのではと思う。クリスチャンでない私には、神あるいはそれぞれのキリストがいていいと思うので、彼の説明は非常にわかりやすく納得がいく。が、遠藤氏が薦めるように、他の聖書入門も読む必要がありそうだ。 自分はカソリック信者だと言い切りながらも、作家としてまた彼自身の生きる道としてしっかりと自分の中でイエス・キリストが確立され、保守的なキリスト教会の反発を受けるのは必至であったろうに、彼流の解釈説明を公に文章に残している事に、大いに敬意を表したい。 やはり遠藤周作が好きだ。
Posted by
アンドリュー・ロイド・ウェバーの「JCS」にはまって読んでみました。 キリストの今までのイメージが変わりました。
Posted by
キリスト教というのは、日本人にはなかなか受け入れられない思想だと思います。この本では、クリスチャンでもあった故・遠藤周作氏が、そういった人たちに向けて、聖書を分かりやすく解説しています。 キリスト教に興味がある人はもちろん、聖書を読物として読んでみたい方の予備知識にもなってくれる...
キリスト教というのは、日本人にはなかなか受け入れられない思想だと思います。この本では、クリスチャンでもあった故・遠藤周作氏が、そういった人たちに向けて、聖書を分かりやすく解説しています。 キリスト教に興味がある人はもちろん、聖書を読物として読んでみたい方の予備知識にもなってくれる本です。
Posted by
- 1
