クリスマス12の死 の商品レビュー
クリスマスが迫るロンドンで、毎日のように起こる殺人事件。被害者に殺されるような理由がなく、関係性もなく、殺し方も実に様々。そして強烈な頭痛と被害妄想に悩まされる犯人「私」は、クリスマスパーティでの恐るべき惨劇を計画しているらしい、というサスペンス。クリスマス前に読むのにはぴったり...
クリスマスが迫るロンドンで、毎日のように起こる殺人事件。被害者に殺されるような理由がなく、関係性もなく、殺し方も実に様々。そして強烈な頭痛と被害妄想に悩まされる犯人「私」は、クリスマスパーティでの恐るべき惨劇を計画しているらしい、というサスペンス。クリスマス前に読むのにはぴったりかも? 犯人である「私」は舞台となる下宿に住む誰かであるのは間違いないのですが、いったい誰なのか。それを探り出すミステリとしては、手掛かりが……ないよねえ。どの人もそういう視点で見ると怪しいけれど、決め手は特にないような。いやそもそも、これだけばらばらで関連性のない事件の数々をどうやって同一人物の犯行だと見抜いたんだ警察。しかもその割には捜査の姿勢が緩くないか? などと突っ込むポイントは多いのですが。わくわくのんびりしたお気楽な雰囲気のパートと狂気に満ち溢れた犯人パートの対比という点では面白く読めるサスペンスです。むしろ軽快なタッチで読めるので、あまり嫌な感じが残りません。うん、やっぱりクリスマスにぴったりかも(笑)。
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聖なる夜に小粋なミステリーを。 クリスティ並に読みやすい海外ミステリーだと思います。 ただ翻訳がこれを含めて4冊しか出てない上に、これのみ現状新書で入手できるマリアン・バブソン作品だったり。 こういう時ちょっと英語できれば、ペーパーバックで読めるのに~なんて。orz ハヤカワさん...
聖なる夜に小粋なミステリーを。 クリスティ並に読みやすい海外ミステリーだと思います。 ただ翻訳がこれを含めて4冊しか出てない上に、これのみ現状新書で入手できるマリアン・バブソン作品だったり。 こういう時ちょっと英語できれば、ペーパーバックで読めるのに~なんて。orz ハヤカワさんあたりで他の本も翻訳してくれないものでしょうか…。
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いわゆる"コージーミステリ"の範疇に入るかと思いますが、 アガサ・クリスティーやイギリスが好きな人にはお勧め。
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