信頼 の商品レビュー
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個々人の行動の選択における合理性と、選択行為自体が成り立つシステムの合理性は全く別である。「信頼」は後者の合理性、個々人が行動し得るほどまでの世界の複雑性の縮減を担う。 もしくは、個々の前者の合理性を求めるということにより、実は信頼という、システムの恒常性維持のための条件に寄与することになる。というかそのための信頼が前提にある。 否定も肯定も、個々人の選択は、それが行われるだけで、世界への信頼表明である。もっともっとあるが、何度も出てくるモチーフをかい摘むとそういうことが書かれている。(もっと面白いことが書いてある) 当たり前のことが書かれているようにも思うが、そのような、社会が回る条件は個々人の行動に依るのではなく、それを可能にするシステムがそもそもある、という観点はひとりでに立ち上がるわけにゆかなかった。 そのような観点は、無限のナラティブが重なる複雑な、にも関わらず暫定的に行動するわたしの世界で、ものすごく有効なのかも知れない、と開放的な読後感があった。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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