警察署長(上) の商品レビュー
何代も変わっていくその土地の警察署長。 黒人だったり、黒人差別主義者だったりさまざま。 長い年代記の間に、隠され続けた犯罪。 容赦ない描写で読むのけっこう疲れた。
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話の軸は若い男の子ばかりの連続失踪事件。 その点では猟奇と倒錯のニオイのするサスペンス。 それを追う3人の署長の物語を中心に、人種差別と戦う南部の 黒人たち、さらにホワイトハウスへの道を歩み始める男等と、 話はデカイ。 この物語では悪いやつの悪キャラ加減がハンパない。 特に3署...
話の軸は若い男の子ばかりの連続失踪事件。 その点では猟奇と倒錯のニオイのするサスペンス。 それを追う3人の署長の物語を中心に、人種差別と戦う南部の 黒人たち、さらにホワイトハウスへの道を歩み始める男等と、 話はデカイ。 この物語では悪いやつの悪キャラ加減がハンパない。 特に3署長の2番目、サニー・バッツの最期には黒い爽快感を 覚えずにいられない。 このスケールで、このボリュームで、この緻密さで、作者に とっては処女作というから、嫉妬する力量。 多くの人が、かつてNHKで放送されたテレビドラマ版を きっかけにこの本を手に取ったようです。 私もそうなのですが、前編の前半を見逃していた。 ドラマは、「SHOGUN」のジェリー・ロンドンが監督、 チャールトン・ヘストン、キース・キャラダイン、 ビリー・ディー・ウィリアムス、ダニー・グローヴァー等豪華 キャストで製作された。 以前にも書いたかもしれないが、キース・キャラダインや、 ダニエル・デイ・ルイス、ブルース・ダーンといった「神経系」 な曲者さんが好きなのです。 ある程度アメリカ史とか、南部の風土とか、トマス・ハーディの “To Please His Wife”の事等が頭に入っているとより楽しめる のですが、知らなくても問題なしです。
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元々はドラマ化されたモノをテレビで見て、そのあまりの面白さに本屋を探して購入しました。 テレビと原作では若干違いがありますが、なかなか面白かったです。個人的にはドラマ版の方が好きかも。
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