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文化=記号のブラックホール の商品レビュー

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2018/12/26

丸山圭三郎への3つのインタビュー記事と、多木浩二との対談が収録されています。 「あとがき」に、「本書が『生命と過剰』……を読んでいただく際のキーとなり、手引きとなってくれることを願ってやまない」と書かれているとおり、『文化のフェティシズム』(勁草書房)から『生命と過剰』(河出書...

丸山圭三郎への3つのインタビュー記事と、多木浩二との対談が収録されています。 「あとがき」に、「本書が『生命と過剰』……を読んでいただく際のキーとなり、手引きとなってくれることを願ってやまない」と書かれているとおり、『文化のフェティシズム』(勁草書房)から『生命と過剰』(河出書房新社)を経て『欲動』(弘文堂)へと展開されていった著者の思索の軌跡が、わかりやすいことばで説明されています。 また、多木浩二との対談では、言説についての記号論的分析に飽き足らず、不透明性をもつ「もの」へのまなざしのなかに抜きがたく入り込んでしまっているミクロな政治性をあざやかに解明した多木の仕事と、静的な関係論の限界を乗り越えようとする丸山の仕事が、意外にもかさなりあうところが多いことに気づかされ、興味深く読みました。

Posted byブクログ