男の家政学 の商品レビュー
同作者の『ロココへの道―西洋生活文化史点描』にちらりと出ていて気になったので、こちらもげっと。 ジェンダーの問題とか夫婦の家事分担の話とか、この本の初版(理想社で1976年→朝日選書で1986年)が出たのは1976年と思えないくらい、こんな昔から問題提起はされてたんだなぁと。 今...
同作者の『ロココへの道―西洋生活文化史点描』にちらりと出ていて気になったので、こちらもげっと。 ジェンダーの問題とか夫婦の家事分担の話とか、この本の初版(理想社で1976年→朝日選書で1986年)が出たのは1976年と思えないくらい、こんな昔から問題提起はされてたんだなぁと。 今読んでもなるほどと思うことは多いかも。 ロココ研究の方なので、やっぱりロココの話題があるのにふふふとしたり。 タイトルの男爵が書いた家政書の時代、軍隊でポピュラーだった弾除けのお守りのエピソードが印象に残りました。 臆病者が仲間にしつこくねだって護符をもらい受けるのだけど、実はそれには本来の語句ではなくて「気をつけろ、臆病者めが」x3と書いた紙で、でもその護符を服に縫い付けてもらった後は臆病風を吹かせることなく勇敢に戦ったという。 鰯の頭も信心からと言うか、プラセボ効果と言うか…。
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家政学という学問を女性視点ではなく、男性視点から考えた一冊です。 女性の社会進出が進むと考えられるこれからの時代に必要な本だと思います!
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