幻想の肖像 の商品レビュー
渋澤龍彦は初めて読みました。 批評じゃなくて、「好きだから語るんだ」という感じの 語り口が、読んでてとても心地いいというか もっと蘊蓄を語ってくれ!という気になります。
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デューラー、クラナッハ、シモーネ・マルティーニ、ゴヤ、ダリ、アングルまで、30葉余りの女性(天使含む)の肖像と、それについての詩的エッセイ。これ、ほんとは文庫じゃなくてカラー口絵の単行本で欲しいなあ。とはいえ、この本の主眼は、やはり絵画鑑賞ではなく、澁澤龍彦の文章を味わうためのも...
デューラー、クラナッハ、シモーネ・マルティーニ、ゴヤ、ダリ、アングルまで、30葉余りの女性(天使含む)の肖像と、それについての詩的エッセイ。これ、ほんとは文庫じゃなくてカラー口絵の単行本で欲しいなあ。とはいえ、この本の主眼は、やはり絵画鑑賞ではなく、澁澤龍彦の文章を味わうためのものだ。
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澁澤が選ぶエロスと狂気の雰囲気漂う肖像集。 ちょっとマイナーな女性像は時に斬新。 モノクロで絵も掲載されているが、それを見るよりも先ず澁澤氏の文章でその絵を“鑑賞”するのが楽しい。 細部の特徴を描写したそれは、それ自体絵画のようだ。
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520 透徹した独特の審美眼によって、シュールレアリスムの作品をはじめとする幻想絵画について詩情あふれるエッセイを発表してきた著者が、愛好するヨーロッパの36の名画をとりあげながら、描かれた女性像をめぐり、そのイメージにこめられた女性の美やエロス、また魔的なものなどについて、博識...
520 透徹した独特の審美眼によって、シュールレアリスムの作品をはじめとする幻想絵画について詩情あふれるエッセイを発表してきた著者が、愛好するヨーロッパの36の名画をとりあげながら、描かれた女性像をめぐり、そのイメージにこめられた女性の美やエロス、また魔的なものなどについて、博識に裏打ちされた鋭利な印象批評をくりひろげる、魅力あふれる芸術エッセイ集。
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西洋の画家、そして主に女性の肖像画を澁澤龍彦の解説によって味わうことができるという、なんともワクワクな一冊。 色んな画家の作品が載ってるので、「正統派美人画もいいけど、やっぱちょっぴり不気味な絵とかの方が、見てて飽きないなー」とか、そういう自分の芸術に対する志向を再確認するのにも...
西洋の画家、そして主に女性の肖像画を澁澤龍彦の解説によって味わうことができるという、なんともワクワクな一冊。 色んな画家の作品が載ってるので、「正統派美人画もいいけど、やっぱちょっぴり不気味な絵とかの方が、見てて飽きないなー」とか、そういう自分の芸術に対する志向を再確認するのにも役立ちます。 もちろん美しいものって素晴らしいけれども、情動を喚起させるのは決して「美」の専売特許ではないと思うのです。
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