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細川ガラシャ夫人(上巻) の商品レビュー

4.1

72件のお客様レビュー

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三浦綾子さんの初めて…

三浦綾子さんの初めての歴史小説。実存のキリスト教に殉じたがラシャの物語。

文庫OFF

明智光秀の娘として戦…

明智光秀の娘として戦国の世に生き、クリスチャンとしてその生涯を全うしたガラシャ。美しく、そして悲しい物語です。

文庫OFF

2024/06/05

★★★ 一度読めば満足 織田信長の反逆者・明智光秀の娘であり、細川忠興の妻となった、数奇な運命を辿った夫人・細川玉子もといガラシャの一生を綴った物語上巻。ここでは玉子の両親光秀と煕子の結婚から光秀が信長暗殺に関心を向け始めたところまでが語られる。 玉子の母・煕子は輿入直前で病...

★★★ 一度読めば満足 織田信長の反逆者・明智光秀の娘であり、細川忠興の妻となった、数奇な運命を辿った夫人・細川玉子もといガラシャの一生を綴った物語上巻。ここでは玉子の両親光秀と煕子の結婚から光秀が信長暗殺に関心を向け始めたところまでが語られる。 玉子の母・煕子は輿入直前で病にかかり、美しかった顔にあばたができてしまう。そのため光秀には煕子と偽って妹を輿入しようとするが、光秀はそれを看破し拒み、醜くなってしまった煕子と結婚する。 光秀は聡明で思慮深い人物、そして煕子もそれに似つかわしい肝の据わった女性で、これが玉子の物語だとは分かりながらももっと両親のエピソードが見ていたかった。 対して玉子は夫・忠興や義父・幽斎の慮りを無視して明智の謀反を彼女に告げる義弟・興元のことを庇うなど、一歩間違えれば細川家をバラバラにしかねない短慮な行動をするので、あまり好印象にはならなかった。

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2024/01/30

戦国時代初心者の私でもとても分かりやすく、且つどちらかと言えば女性目線で書かれたお話なので、とても読みやすく、現在下巻を読んでおりまする。当時も大変ではあるけれど、明智光秀をはじめ、素直で優しい心と豊かな考えに触れ、人々のまっすぐな生き方に心が洗われました。

Posted byブクログ

2023/12/24

実家の本棚にあってずっと気になっていた本。母が亡くなって遺書物を片っ端から読んでいこうと手にした本だが、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。 地元亀岡市では大河ドラマ『麒麟が来る』というのがあったが全く興味もなく、明智光秀ってなんとなく織田信長の裏切り...

実家の本棚にあってずっと気になっていた本。母が亡くなって遺書物を片っ端から読んでいこうと手にした本だが、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。 地元亀岡市では大河ドラマ『麒麟が来る』というのがあったが全く興味もなく、明智光秀ってなんとなく織田信長の裏切り者っていう先入観でいい印象を持っていなかった(無知)んだけど、上巻ではガラシャよりも光秀がメインの流れになっており、いかにして光秀が信長を討ち取ったのかがよくわかる。そして、その人となりが娘玉子へと受け継がれるというのがよかった。まぁ、細川ガラシャもオンラインゲーム『戦国IXA』の攻略ブックのおまけのカードで知った程度で何者かも知らなかった。だから読みたかったんだけどね。 また小説とは別で明智光秀についてもっと知りたいと思うようになった。前に読んだ『極楽征夷大将軍』でも足利高尊氏が亀岡市の八幡宮で陣形を組んだ話とか地元亀岡市、結構いけてると思うんだよね。市役所さん、宣伝下手すぎくね?

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2023/05/05

 キリスト教信仰に生きた細川ガラシャの生涯を描く著者初の歴史小説。  日本史上最大の謀反とも言われる本能寺の変で、主君織田信長を倒した明智光秀。その子として生まれたが故に、悲劇的な生涯を送ることになった玉子(後のガラシャ)。  この上巻では、玉子の誕生から本能寺の変直前までの流れ...

 キリスト教信仰に生きた細川ガラシャの生涯を描く著者初の歴史小説。  日本史上最大の謀反とも言われる本能寺の変で、主君織田信長を倒した明智光秀。その子として生まれたが故に、悲劇的な生涯を送ることになった玉子(後のガラシャ)。  この上巻では、玉子の誕生から本能寺の変直前までの流れが描かれている。まだ玉子はキリスト教に帰依しておらず、信仰に纏わる話はほとんど出てこない。政争の道具として扱われた当時の女性の様子と、信長の性格とそれを取り巻く人間模様が中心に描かれている。  大河ドラマを読んでいるようで、とても興味深く、面白い。歴史ものなので登場人物は多いが、文章の内容が分かりやすいので、人物関係に苦労することなく読むことができる。

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2023/03/18

後半は、光秀のことが書かれていて、本能寺の変に至る心理面の状況が興味深く面白く読みました。この父親像を詳細に記してこその、細川ガラシャなのだと思うと、下巻が楽しみです。

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2023/02/19

細川ガラシャ夫人…名前とキリシタンだったということしか知らず読み始めました。 前半部分であるこの上巻は、ガラシャ夫人というよりは父の明智光秀の話が大半だったと感じました。光秀と妻の煕子の出会いから結婚、織田信長との関係、もちろんガラシャこと玉含む子供たちや家臣の話。どれも興味深く...

細川ガラシャ夫人…名前とキリシタンだったということしか知らず読み始めました。 前半部分であるこの上巻は、ガラシャ夫人というよりは父の明智光秀の話が大半だったと感じました。光秀と妻の煕子の出会いから結婚、織田信長との関係、もちろんガラシャこと玉含む子供たちや家臣の話。どれも興味深く読みました。 戦国時代の戦の過酷さや信長の残忍さには眉を顰めました。 個人的には信長も光秀も嫌いです。きっと光秀は聡過ぎたのでしょう。信長は誰も信用出来ない残念な人。全然関係ないけど土方歳三さんがこの時代に生きてれば…とも思いました。

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2023/02/05

十代から繰り返し読んできた大好きな本だが、オーディオドラマとしての完成度が高くて素晴らしかった。 逆臣明智光秀の娘という辛い立場におかれながら、信仰の光を胸に、ひとりの人間として凛として生ききった姿がひたすら強く美しい。

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2022/12/09

三浦綾子さんが戦国時代の話を書いたことをついこの間知った。読みやすい文章で、景色や人間の心の描写が緻密なので情景や心情が頭に浮かんでくる。 あっという間に読んでしまった。

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