火の鳥(愛蔵版)(3) の商品レビュー
2012年12月2日読了。クマソタケルを討ったヤマト・オグナ(ヤマトタケル)の苦悩と石舞台古墳の成立ちを結びつけた「ヤマト編」、時間の円環に囚われ人々・妖怪たちを癒し続ける八尾比丘尼を描いた「異形編」を収録。前者は昔、小学校(中学校だったかな?)で上映されたアニメ映画で個人的に印...
2012年12月2日読了。クマソタケルを討ったヤマト・オグナ(ヤマトタケル)の苦悩と石舞台古墳の成立ちを結びつけた「ヤマト編」、時間の円環に囚われ人々・妖怪たちを癒し続ける八尾比丘尼を描いた「異形編」を収録。前者は昔、小学校(中学校だったかな?)で上映されたアニメ映画で個人的に印象深く記憶している。生まれ育った国や自分の立場と、人間として正しく・自分の思うとおり生きることとの対立や、限りある生命をいかに生きるべきか?というような、普遍的なテーマが描かれているからこのマンガは古びないのだろうか。誰でも死にたくはないが、死ぬよりももっと恐ろしいことはあるのだ。
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【ヤマト編】 石舞台古墳は何故あんな形なのか?というお話。 個人的にアレには、もっと意味が隠されているんじゃないかと思うけど、これはこれでなるほどと。 【異形編】 八百比丘尼の因果のお話。よく出来た面白いお話だと思う。 最後に「百鬼夜行絵巻」の誕生秘話になるところがけっこう好き...
【ヤマト編】 石舞台古墳は何故あんな形なのか?というお話。 個人的にアレには、もっと意味が隠されているんじゃないかと思うけど、これはこれでなるほどと。 【異形編】 八百比丘尼の因果のお話。よく出来た面白いお話だと思う。 最後に「百鬼夜行絵巻」の誕生秘話になるところがけっこう好き。可平→土佐光慶って、ホントなのかしら?
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僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様...
僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。 日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。 1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。
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タケルはハッピーエンドになってほしかった。八百比丘尼の話は人の罪をつぐなう意識を知るうえでいい話になってると思う。
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