メトロポリス(文庫版) の商品レビュー
初出は1949年というから、ちょうど昭和24年ということになる。 戦後4年経って花の24年組が産まれた年に描かれた漫画。 時代がかっているなんてもんじゃない出来で、とても今読めたものではなかった。 長いわらじを履くなんて聞いたことすらない表現もあった。 中でも驚くのは今じゃただの...
初出は1949年というから、ちょうど昭和24年ということになる。 戦後4年経って花の24年組が産まれた年に描かれた漫画。 時代がかっているなんてもんじゃない出来で、とても今読めたものではなかった。 長いわらじを履くなんて聞いたことすらない表現もあった。 中でも驚くのは今じゃただの人ですら話題に出すことを憚られるネズミが普通に出てくること。 しかもその使い方は…すんごい臭いだろうな。 オチがその後の手塚治虫を思わせる。こんな昔から同じことを言っていたのか。 しかし想像していたよりも戦後って豪華なものもあった、少なくともあることを知っていたんだなと気づいた。 どうも全て焼け野原のイメージが強すぎるらしい。 メトロポリスというタイトルで当時の人はどんなイメージを持ったのだろうか…。
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なぜこのタイトルなのか謎だが、内容は近未来、人造人間や知能をもったロボットと人間たちの物語。描かれた当時には偉大な作品だったことは想像に難くないが、それから半世紀以上進化し続けてきた現代の日本漫画において、これより面白いものはいくらでもある。 ただひとつ、ディズニーをここまで雑に...
なぜこのタイトルなのか謎だが、内容は近未来、人造人間や知能をもったロボットと人間たちの物語。描かれた当時には偉大な作品だったことは想像に難くないが、それから半世紀以上進化し続けてきた現代の日本漫画において、これより面白いものはいくらでもある。 ただひとつ、ディズニーをここまで雑に扱えるのは現代にはありえない痛快さかもしれない(^^;)
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表題作原作のアニメ映画視聴のため再読。解説の藤子不二雄Aさんがおっしゃっている、少年漫画でありながらのペシミズム…。併録されている「ふしぎ旅行記」はワクワク感があった。
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2012年11月23日読了。手塚SFの初期の古典「メトロポリス」と幽体離脱した少年が世界中をめぐる「ふしぎ冒険記」の2本の中短編を収録。さすがにコマ割や台詞回し、アクションには古さを感じるがこのマンガのフォーマット自体手塚治虫が作っているわけだからそれは当たり前か、どちらもストー...
2012年11月23日読了。手塚SFの初期の古典「メトロポリス」と幽体離脱した少年が世界中をめぐる「ふしぎ冒険記」の2本の中短編を収録。さすがにコマ割や台詞回し、アクションには古さを感じるがこのマンガのフォーマット自体手塚治虫が作っているわけだからそれは当たり前か、どちらもストーリーとしてはまさに映画的でものすごく面白い。藤子不二雄をはじめとした当時のマンガ少年たちが胸を躍らせて読み漁っていたのもうなづける・・・。メトロポリスはアトムにも通じる「人間の心を持つロボット」ものだが、悲劇的なラストが印象的。後者は主人公たちがめぐる世界中の景色の書き込みが細密で、大人になった今読んでも面白い。マンガとはいいものだ。
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映画公開当時に、超きになって購入しました。 今思えば、ブラックジャックとかリボンの騎士以外で、自分で最初に手塚作品に興味を持った一冊だったのかも。 あいまいだけど・・・コマ割とか今の漫画と全然ちがうから、なんか違う世界に行ったみたいな感じがしたな。。
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『ロスト・ワールド』(1948年)、『来るべき世界』(1951年)と並ぶ初期SF3部作のひとつ。人造人間ミッチイの体の強さと心の弱さが、後のアトムの原型になっていることは言うまでもありません。レッド公に虐げられているフイフイをはじめとしたロボットたちの存在も重要で、冒頭と最後のヨ...
『ロスト・ワールド』(1948年)、『来るべき世界』(1951年)と並ぶ初期SF3部作のひとつ。人造人間ミッチイの体の強さと心の弱さが、後のアトムの原型になっていることは言うまでもありません。レッド公に虐げられているフイフイをはじめとしたロボットたちの存在も重要で、冒頭と最後のヨークシャー・ベル博士の言葉とともに、科学の発達に対する疑問が投げかけられています。 ミッチイが溶けていくラストシーンには思わず涙(泣)。
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「いつか人間もその発達しすぎた科学のためにかえって自分を滅ぼしてしまうのではないだろうか?」 ディズニーは著作権に厳しい、なんて話がございます。噂に尾びれ背びれ胸びれが付いた形で、ドンドンその話はふくらんでおりますな。そういえば、久米田康司さんのマンガ『かってに改蔵』の「近く...
「いつか人間もその発達しすぎた科学のためにかえって自分を滅ぼしてしまうのではないだろうか?」 ディズニーは著作権に厳しい、なんて話がございます。噂に尾びれ背びれ胸びれが付いた形で、ドンドンその話はふくらんでおりますな。そういえば、久米田康司さんのマンガ『かってに改蔵』の「近くにキングダムハーツの同人誌を描こうとしている人がいたらヤバイ」なんてネタを思い出しました。・・・実は都市伝説的なものであり、実際にはもっと著作権に厳しいところなんていくらでもある、なんて話もあるようですが。真相はわかりません。 さて本作。手塚治虫さんのSF三部作、第二弾ですね。「ロストワールド」「メトロポリス」「ネキストワールド」。相変わらずヒゲオヤジの活躍がカッチョイイわけですけれど、本作にはあまり他の手塚作品には見られないキャラクターが登場しています。作中では「わかりやすくいえばネズミ」と評せられていますが、まあ、巨大ネズミです。学名をミキマウス・ウォルトディズニーニというらしいです。 ・・・うわぁ。やばいです。学名もさることながら、その見た目も浦安方面に生息しているネズミさんとクリソツです。さすが手塚先生・・・アグレッシぶぅ~。 ・・・とにかくヒゲオヤジ萌えな方は読んどくといい! 【目次】 メトロポリス ふしぎ旅行記 世界一周第一歩 黒い豚と好好大人 インド珍道中 四千年の大殿堂 君よ知るや南の国 パリーの"2つの顔" ニューヨーク大さわぎ 解説 藤子不二夫A
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最期泣けた(T-T) 一緒に入ってた少年が幽霊になって世界を旅する 『不思議旅行記』も面白かったです♪
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手塚初期作品の角川文庫版の装丁は神。 50年代以前のマンガを読み慣れていない人には 薦めづらいが、おそらくその頃の描かれた作品の 中では最高水準の本格SF。 両性具有キャラ・ミッチイのエロさや 描き文字等のレトロなかっこよさは 是非多くの人に楽しんでもらいたいものです。
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