プラネテス(4) の商品レビュー
再読 3巻まで省略 サンデー系(神崎正臣から皆川亮二)の絵柄もあいまって青春の悩みがとってもうざい
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宙(そら)に道を探した青年は今、人類で最も長い距離を翔けた。This is SFニュースタンダード。大喝采の一部完!!(Amazon紹介より) そう遠くない先の未来、人類が月面と地球とを行き来でき、さらに他の惑星の開発を目指していく時代の話です。主人公は宇宙空間に漂う大量の「デ...
宙(そら)に道を探した青年は今、人類で最も長い距離を翔けた。This is SFニュースタンダード。大喝采の一部完!!(Amazon紹介より) そう遠くない先の未来、人類が月面と地球とを行き来でき、さらに他の惑星の開発を目指していく時代の話です。主人公は宇宙空間に漂う大量の「デブリ」を回収する作業員。 人間は遠くへ行こうとすればするほど、戻ってくるべき場所が恋しくなるものだと思います。大学進学で家を飛び出した自分が結局地元に帰ってきてしまったように。広い広い空を見上げれば見上げるほど、足がついている地面の確かさを確認したくなるんですね。
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正直ここで終わってしまうのは消化不良感がある、というか本当に書きたいこと書ききった?とは若干思ったのだが。 最終巻はどちらかと言えばフィーの話。まぁハチマキの物語は3巻で結論に至ってしまったので、あとはその風呂敷を閉じるだけだったから妥当と言えば妥当なのか。周囲と馴染む、大人に...
正直ここで終わってしまうのは消化不良感がある、というか本当に書きたいこと書ききった?とは若干思ったのだが。 最終巻はどちらかと言えばフィーの話。まぁハチマキの物語は3巻で結論に至ってしまったので、あとはその風呂敷を閉じるだけだったから妥当と言えば妥当なのか。周囲と馴染む、大人になることのできなかった者たちはどこへ行き着くのか。神がこの世界を作り上げたのであれば、神の愛の正体を知るために、世界の最果てへと向かっていくのは我々の義務なのか。我々はどう生きていったらいいんだろう。とてもいい作品だった。
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これは、男のロマンですよ!!胸が震えます!!フィーの家族の話も自分の生活を大事にするあまり保守的になりがちで子供の頃の間違ってるものは純粋に間違いだと指摘していた頃の大事な感覚を思い出させてくれました。そして、宇宙も無限の可能性がありますが、人間の愛にも無限の可能性がある。宇宙と...
これは、男のロマンですよ!!胸が震えます!!フィーの家族の話も自分の生活を大事にするあまり保守的になりがちで子供の頃の間違ってるものは純粋に間違いだと指摘していた頃の大事な感覚を思い出させてくれました。そして、宇宙も無限の可能性がありますが、人間の愛にも無限の可能性がある。宇宙という遠い存在を描きながら、近くにある大切な人との繋がりを描くこの漫画が大好きです!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「愛し合うことだけは どうしてもやめられないんだ」 ここへ帰着するとは…いい意味で予想を大幅に裏切られ、爽快だった。宇宙飛行士の開拓物語で終わるのか、と予想していたからだ。ただ、この言葉が「人間同士」と限定されたものにしか聞こえず、評価・レビュー共に書き直す事にした。再読したらまた気付く事もあるかもしれんが、主人公のハチマキが動いても読者である自分に躍動感が生まれなかった、と言うのが一番大きいかもしれない。 4巻の見返しに作者が書いていたことはとても身近な人としての未熟さを素直に文章にしているととても頷けたのだが、それが作品の中の主人公が体現しいる、と言うと言う風に感じなかった、と言うだけだ。
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男爵の話は結構面白いです。 他人から見たらただの電波野郎を信じれるタナベは凄い子ですよね。 あまり好きになれなかったタナベを見直したストーリーです。
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久々に読むとやっぱり面白い。特にこの巻のフィーの話についてはなんども思い返すことがある。ただ、なんども読むには話が少し重い。気分が沈んでいて、荒んでしまっているときに読むと、元気をもらえる。自分の中にある反抗心とか、納得の行かない気持ちとか、単純に怒りとかムカつきとかいう負のエネ...
久々に読むとやっぱり面白い。特にこの巻のフィーの話についてはなんども思い返すことがある。ただ、なんども読むには話が少し重い。気分が沈んでいて、荒んでしまっているときに読むと、元気をもらえる。自分の中にある反抗心とか、納得の行かない気持ちとか、単純に怒りとかムカつきとかいう負のエネルギーのようなものが生きる活力に変えられる。こういうものを糧にしてやる気が湧き上がることもある。むしろ、それを無視しようとして、うまくやり過ごそうとするから、疲れてしまうんだろう。抗うしか道はなく、抗わなければ自分は死んでいるのと同じだということを覚えて置かなければならない。
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愛し合うことだけがやめられない。 何か、宗教的な思いすら感じてしまう結末になってしまったのだけれど、ここまで、さまざまな想い、できごとを乗り越えてたどり着いた結末に、納得させられてしまった。 宇宙って、やっぱり、人知を超えた環境、神の領域なのかなぁ。いつの日か自分も宇宙に行っ...
愛し合うことだけがやめられない。 何か、宗教的な思いすら感じてしまう結末になってしまったのだけれど、ここまで、さまざまな想い、できごとを乗り越えてたどり着いた結末に、納得させられてしまった。 宇宙って、やっぱり、人知を超えた環境、神の領域なのかなぁ。いつの日か自分も宇宙に行ってみたい。
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月とか火星とか木星とか宇宙がすっかり身近になった遙か先の時代。そんな中でデブリと呼ばれる宇宙ゴミを回収する仕事をする人達とその周りの人達にスポットを当てた話 スペースデブリの問題は今現在でもちらほら囁かれてたりするのでそう遠くない未来でも起こり得そうだよなぁ…って思いながら...
月とか火星とか木星とか宇宙がすっかり身近になった遙か先の時代。そんな中でデブリと呼ばれる宇宙ゴミを回収する仕事をする人達とその周りの人達にスポットを当てた話 スペースデブリの問題は今現在でもちらほら囁かれてたりするのでそう遠くない未来でも起こり得そうだよなぁ…って思いながら読みふけりました 総合的な話をすると主人公のハチの内面的な変化も含めて全体的に前半1、2巻と後半3、4巻で良くも悪くも作品の雰囲気がガラッと変わる印象を受けます。前半はデブリをはじめ主に宇宙に関する話。後半は宇宙を背景にしつつ登場人物達の内面的な話。すごく文学的というか詩的というか哲学的な展開になってますね。軍とか政府とかも出てくるし話がどんどん壮大になっていきます。もしかしたらこの変化がちょっとなぁ…っていう人もいるかもしれません 個人的には後半みたいな哲学的な展開ってわりと好みなんだけど全体通して1回読んだ感じではプラネテスに関しては私は前半の方が好きだなぁと思った(これから何回も読めばまた変わるのかもしれませんが)何というかまぁ、いろんなことを悟って丸く穏やかになったハチよりちょっと危なっかしくて勢いがあるハチの方がなんかしっくりくる気がするというか、うん 良く言えばとても4巻分とは思えない内容の濃さだった。けど、ハチの内面的な変化を描ききるのに4巻ではちょっと足りなかったんじゃないかな〜って思っちゃいました。穏やかになったハチももちろん好きなんだけど、ハチの変化のスピードに私自身がついていけなかった感じ でも総合的にはほんと面白かった。特に叔父さんの話を通したフィーの心の葛藤とユーリの船乗りをしていた老人とのやりとりの話がドツボでした。同じ宇宙漫画でも宇宙兄弟とはまた全然違う趣の漫画。個人的にプラネテスの方が好きかも
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なんとなく本屋で見かけて買ったのは、もう何年も前。 引っ越しても捨てられなくて、私にとってのバイブルなんだろうなと思う。 このマンガは未熟なマンガだ。絵柄がコロコロかわる。だが、そこがいい。作者が読者に必死に伝えたいことが明確だからだ。だから私はこのマンガが捨てられない。 宇宙...
なんとなく本屋で見かけて買ったのは、もう何年も前。 引っ越しても捨てられなくて、私にとってのバイブルなんだろうなと思う。 このマンガは未熟なマンガだ。絵柄がコロコロかわる。だが、そこがいい。作者が読者に必死に伝えたいことが明確だからだ。だから私はこのマンガが捨てられない。 宇宙にとって地球はちっぽけな存在だ。人間なんてもっともっとちっぽけで、人の一生なんて宇宙にとったら一瞬の出来事だろう。 でも、人間は愛で繋がっていくことができる。愛は生命を育む。生命は人が存在していく限り、繁栄していく。 人間は愛を知っているが、醜くもある。醜いがために、フィーのおじさんを迫害したり、争いを起こす。 愛ですべてが救われるとは思えない。 でも、愛を知っている力は宇宙と繋がる。争いは宇宙とは繋がらない。なぜならば、スペースデブリを大量に巻き起こすだけだからだ。 だからハチマキは、帰ってくる場所を定めて木星に行ったのだと思う。 だからハチマキは、帰ってくる場所を作って木星にいったのだと思う。
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