プラネテス(3) の商品レビュー
延々モラトリアムごっこを見せられてもねえ。 そんなことやれる余裕なんて宇宙にはないはずだとしか思えない。
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帰る場所を自分で作る どんなに遠くに行っても 片道何年かかるような場所に行っても 必ず帰る場所ができる 帰って来たいと思う場所ができる 一緒に いられる時間がわずかしかなくても 離れ離れでいる時間が多いとしても ここに帰りたいと思える場所がある幸せ 繋がっている こことあの場所は繋がっている
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御存じの方も多いと思うが宇宙のゴミ拾い(スペースデブリ回収)をしながら航宙士を志望する青年の成長を軸とした群像劇を描く近未来SFコミック。 アニメ化もされたがコミックでは別の展開となっているがどちらも面白いので是非原作も読んでほしい。コミックの方がより哲学的で深いか もしれない。
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ハチマキの顔がすごく変わってなんだか不気味になった。 アニメとは展開がまったく異なるが、いろいろなエピソードをつなぎ合わせて再構成してアニメのシナリオができていることが分かった。 12 夜の猫 ハチマキがぼやーとしてる。 13 風車の町 タナベの生い立ち。 14 おとこのコ...
ハチマキの顔がすごく変わってなんだか不気味になった。 アニメとは展開がまったく異なるが、いろいろなエピソードをつなぎ合わせて再構成してアニメのシナリオができていることが分かった。 12 夜の猫 ハチマキがぼやーとしてる。 13 風車の町 タナベの生い立ち。 14 おとこのコとおんなのコ ぼやーとしたハチマキを治すためにサリーが一肌脱ぐ 15 却来の日 ハチマキがタナベの実家に行く 16 ハチマキ ハチマキがタナベにプロポーズする Extra 赤い星、白いタマ ゴローさんの若き日
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宇宙というものをどこか遠くにある、渇望しなければ届かないものと思い込み、ただひたすらに怒りのような焦燥感を溜め込んでいた状態から、自らが宇宙の一部であって、すぐ隣にあるものも含めて受け容れなくてはならないんだと悟るに至る流れが見事すぎて。タナベとの結婚はそんなあっさり!って感じで...
宇宙というものをどこか遠くにある、渇望しなければ届かないものと思い込み、ただひたすらに怒りのような焦燥感を溜め込んでいた状態から、自らが宇宙の一部であって、すぐ隣にあるものも含めて受け容れなくてはならないんだと悟るに至る流れが見事すぎて。タナベとの結婚はそんなあっさり!って感じではあったけど、むしろそれがいいんだなぁという感じ。
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宇宙という壮大なテーマと人との繋がりというありきたりで普遍的なテーマを同時に描いていて、結局人間にとって大切な事は帰るべき場所があって、大切な仲間がいることなんじゃないかと感じました。心が暖かくなりました。
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自分の「生」の「力」を見失うハチマキ。ここの下りの描写はある人にはとても抽象的に見える事だろうが、一度でもメンタルにダメージ食らって病気であると自覚した人間には至極解り易い。 愛を知らないと自分を保っていられなくなるのが人間なのかもしれない、そんな事が描いてある。 個人的に冒頭部分に地雷が…ハチマキが自動販売機で飲み物を買ってると、そこに通りかかった車が猫を跳ねる、跳ねられた猫はハチマキの目の前を腸引きずりながら道を渡り、木々の闇の中に消えていく、と言う描写なのだが、その時のハチマキの姿がただ傍観しているにしか見えず、この主人公に感情移入が難しい、と思ってしまった。『孤高の人』の中に「他人の命に干渉するな」と言葉がある。猫はどんなに肉体が傷ついていても動ける限りは更なる災難から遠ざかろうと本能で動くだろう、それに対し、人間であるハチマキが手を差し伸べたとしても猫の命は助からなかっただろう。ハチマキは猫だから傍観したのでは?それが人間であったら当然駆けつけるのでは?ひき逃げした車に追いすがるのでは? この場面と4巻最後の「愛し合うことをやめられないんだ」は人間同士の場合のみ、と言う限定された定義であり、全ての命には向いてないのか、と思ってしまう場面だった。彼は2巻に登場するタナベに「愛がない」と散々言われる男で、そのタナベも「人間には愛がある」と言う事が解らないまま生まれ、愛と言うものを言葉に出しているからこそ確認できている様な、そんな素振りに見える事があった。この二人が結婚する事になるのだが、男女の仲は当人同士にしか解らないものがあるとして、彼らに子供が出来た時、その子供が他者に迷惑をかけた時「子供がやった事ですから」と頭も下げない親になるんじゃないだろうか、とかなりぞっとした。 宇宙飛行士漫画としては主人公以外の人たちの物語の幅がある事で面白い漫画だ、と思ったが、3巻の冒頭部分がどうも引っかかってしまう。ハチマキの中にはこの黒猫の様が憑りついたような描写が後々に出てくるのだが、結局、猫の姿を借りた何かに彼は「救われた」と言ってしまう。あの時、何もせずにその死を見ていただけの自分の存在を悔いていると言う心情描写として描かれているのは解るのだが、自己完結にしか見えなかった。 恐らく私はこの主人公の人間性があまり好きになれなかっただけだろう。フィーの方が人間力は高い。ユーリの妻への想い、彼を助けに行ったハチマキの姿も義務的であって感情に揺り動かされて、と言う風に見えなかったのはこの辺りに起因している、と読み進めている内に解った。彼は共感力があまりない人間じゃなかろうか。
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ハチマキが別人過ぎて、これは1巻から読み直しだな。2週目、タナベが出て来たらニヤニヤしちゃうなオジさんは(^ω^)
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タナベの過去や家族にも焦点が辺り、クライマックスへと至る愛のテーマについてより踏み込んで描かれる。しりとりのプロポーズのシーンは誰もが憧れずにはいられない。本巻以外もそうなのだけど、裏表紙裏にある作者のコメントが何より素晴らしい。4コマで飛び降りを止められたらいいなぁとか、一晩中...
タナベの過去や家族にも焦点が辺り、クライマックスへと至る愛のテーマについてより踏み込んで描かれる。しりとりのプロポーズのシーンは誰もが憧れずにはいられない。本巻以外もそうなのだけど、裏表紙裏にある作者のコメントが何より素晴らしい。4コマで飛び降りを止められたらいいなぁとか、一晩中しし座流星軍を見ていた話とか、どうにもならないことばかり考えて仕方ないからせめて仲間が欲しいです、とか。少しばかり不器用にしか生きられない人の為の、薬にはならくてもそっと寄り添ってくれるような漫画、それがプラネテスだと思うのです。
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本格的に哲学内容になってきた。 こういうことに今後人間は直面していくんやろうなー、「宇宙と自分」みたいな捉え方。 エネルギー、素材、資金、シミュレーション、メンタル対策、 とか条件さえ整えばこういう世界も100年後には実現してるんかね、とりあえずリニアがあと10年少々。
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