プラネテス(1) の商品レビュー
宇宙を舞台にしたSF漫画。 宇宙はとてつもなく広大であるが、それに対して描かれる人間の内面はさらに広大であった。 木星への夢、愛、そして己。 宇宙という無限に広がるかのように思える空間を通して感じる、ほんの小さな自分。 そのとき、宇宙は自分であり、自分は宇宙であると気づく。...
宇宙を舞台にしたSF漫画。 宇宙はとてつもなく広大であるが、それに対して描かれる人間の内面はさらに広大であった。 木星への夢、愛、そして己。 宇宙という無限に広がるかのように思える空間を通して感じる、ほんの小さな自分。 そのとき、宇宙は自分であり、自分は宇宙であると気づく。 真摯に宇宙を見つめたが故の結果。 もっとも好きなシーンは、これ。 自転車でガードレールを飛び越えて海に落ちる。 溺れかかり、命を助けられたときに悟る。 宇宙を目指していたが、自分も含めたものがすでに宇宙なんだ、と。 全4巻で第1部完となっている。 なんだか中途半端に終わった感じなので、★4つ。 第2部以降はあるのだろうか???
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舞台は宇宙、男の夢、自身と向き合う孤独、愛が描かれた傑作です。クサい部分や説教ぽいと思う人もいるようですが、自分にかっこつけずに、まっすぐな気持ちで受け止めるのが良しです。 アニメも放映され、そちらも好評でした。キャラクターの性格がちょっとちがったりするので(特にタナベ)、漫画と...
舞台は宇宙、男の夢、自身と向き合う孤独、愛が描かれた傑作です。クサい部分や説教ぽいと思う人もいるようですが、自分にかっこつけずに、まっすぐな気持ちで受け止めるのが良しです。 アニメも放映され、そちらも好評でした。キャラクターの性格がちょっとちがったりするので(特にタナベ)、漫画とアニメは別物、と思ったほうがいいかもしれません。
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今私をもっとも熱くさせるマンガ、かも。 「いい宇宙船乗りの条件はね、必ず生きて帰ってくることよ」ハルコさんは私の理想の母親像です(でも馬鹿息子ばっかで苦労するよなぁ)
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アニメを見て、マンガを読みました。 アニメって、原作とかなりちがうんですね。 ここまで異なっているとは思いませんでした。 でもマンガも胸にしみるストーリー。なんたって原作だからね。
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アニメを見て、原作に手を出しました。人間の弱さや葛藤等、闇の部分も描かれていて、凄くドラマ性があると思います。ストーリーも設定も目茶苦茶良い!超オススメの作品です!!
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自分の宇宙船を持ちたいデブリ(宇宙塵)回収業者のハチマキの成長を描く物語。この作品を読んで、改めて衛星軌道を掃除することの重要さがわかった。ヒロインのタナベの話がとても美しい。
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モーニングに2ヶ月に1度で連載中の幸村誠先生の作品。 西暦2074年。宇宙空間で宇宙船の運航に邪魔なデブリ(宇宙ゴミ)を取り除く仕事に携わる人々の物語。おんぼろデブリ回収船に乗り込むメンバーは、ハチマキ、ユーリ、フィーの3人。日本人ハチマキは船外活動のスペシャリスト。自らの宇宙...
モーニングに2ヶ月に1度で連載中の幸村誠先生の作品。 西暦2074年。宇宙空間で宇宙船の運航に邪魔なデブリ(宇宙ゴミ)を取り除く仕事に携わる人々の物語。おんぼろデブリ回収船に乗り込むメンバーは、ハチマキ、ユーリ、フィーの3人。日本人ハチマキは船外活動のスペシャリスト。自らの宇宙船を手に入れる事を宿願にしている。同僚の無口なロシア人ユーリは、勤勉な割りにぼっとする癖の持ち主。紅一点アメリカ人のフィーは幼い一人息子を地上に残しデブリに励むヘビースモーカー。お互いに過去を詮索しない生活の中ある事件がおきて…。 「プラネテス」は、惑星という意味。マイナーな本だし、モーニングに飛び飛びで連載されているせいか、出版数は少ない(書店によってはプラネテスを入荷していないところがある)けれど、すごくいい本。絶対にお薦め。 未来の宇宙といっても美少女やロボットが出るわけでもなく、ただこの時代での日常が進む。デブリ回収という設定も面白いが、その宇宙を舞台に繰り広げられる人間模様が楽しかった、少し悲しかったり、それが良い。宇宙空間での生活がとてもリアルだし。読むとそれでも宇宙に行きたくなる漫画。 特に第一話の印象は強烈。宇宙でなくなった奥さんがコンパスに残した言葉に出ている想いに感動。
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SFの漫画でこんな良い作品が連載していたとは今まで知りませんでした。 不覚… 宇宙に出ていて地味なのに心に沁みるお話ですね。 この本この台詞 「俺は宇宙に愛されている」 こんな脳天気な台詞が言える人に私はなりたい。
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オレは本気なんだ。あんなスチャラカ船乗りにはならねー。エンジニアになる。 さっさとおとなになって、オレのエンジンで火星日帰り旅行やってやる。(p.157)
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