沈黙の艦隊(文庫版)(15) の商品レビュー
アメリカ大統領が物語の中心となってきている。なかば紙となってしまった海江田に対し、知恵と勇気の限りを尽くして挑みかかっているような趣きだ。初期の頃では、日本再占領とうそぶく堂々の敵役だっただけになんとなく不思議な気持ちになるが、実際に物語を追いかけていると、いつの間にか彼に共感し...
アメリカ大統領が物語の中心となってきている。なかば紙となってしまった海江田に対し、知恵と勇気の限りを尽くして挑みかかっているような趣きだ。初期の頃では、日本再占領とうそぶく堂々の敵役だっただけになんとなく不思議な気持ちになるが、実際に物語を追いかけていると、いつの間にか彼に共感している自分に気づく。 国連に立った海江田の姿は、確かに「ここに目的地があった」という感に打たれほどりりしい。やまとという潜水艦は、やはりそろそろ役目を終えたと言ってもいいのかもしれない。
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「核」と平和をテーマに展開される、戦争・政治・国家……全ては人間の、人間臭さに通じるドラマを8年かけて描いた、わずか2ヶ月の物語。
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