家族のそれから の商品レビュー
「家族のそれから」 兄・妹の2人兄弟と、亡くなった母親の再婚相手(26歳)のギクシャクした同居生活。 「ゆくところ」 同性愛の少年は同じクラスの、身体に麻痺を持つ少年に恋をする。とはいえ、すぐに同性愛を受け入れてもらえるわけでなし、セフレとの関係にも影響が出て… 話の中で言わ...
「家族のそれから」 兄・妹の2人兄弟と、亡くなった母親の再婚相手(26歳)のギクシャクした同居生活。 「ゆくところ」 同性愛の少年は同じクラスの、身体に麻痺を持つ少年に恋をする。とはいえ、すぐに同性愛を受け入れてもらえるわけでなし、セフレとの関係にも影響が出て… 話の中で言わんとするところ、軸になる人間関係、吐き出される言葉、そういったものが断片的にグッと来るものの全体的な粗さが先に立ってなんだか未消化な感じ。 「家族のそれから」はもう少し続きが見たいところで終わってしまっている。
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彼女の作品を読んでいると,自分がどこかに持っている(かもしれない)劣等感というか,マイナスの部分と向かい合うような気がしてならない。それは決してネガティブというわけではなくて,それらとつきあっていく,そのイメージが少し思い浮かぶ。同時収録の『ゆくところ』の方が,荒削りなだけに,そういう感じが強い。ちなみに僕は「これ親子のカエルだよ〜」というセリフの理解はポジティブ派。受け入れることができたんじゃないかな,そんな気がしてる。
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さすがにちょっと、初期作品集という感じがして、荒っぽすぎて筋になかなか没入出来なかった。また読み返したら、印象変わるかもしれないけれど。この「家族のそれから」から間髪入れずに傑作「ヤサシイワタシ」がスタートしたのかと思うと、不思議……。
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「ここは一番…ハツコさんに近い…君たちも…っ」 亡くなった母の再婚相手(26歳!)と残された多感な子供たちの同居ストーリー。ぶっちゃけ読み始めたときは「表紙にだまされた~っ」なんて思ってすみません。笑 なんか、本当に面白い漫画は絵の拙さとか関係ないんだなって思いました。笑 登場人物全員の心情が痛いほど伝わるのです。本当にうまい漫画家さんだな-、と...(ああ..なんか何言っても失礼にきこえてしまう..?) 読みきりの「ゆくところ」も名作なのデス
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メグちゃんの頭真っ白になるページが好きだなあ。3人ともハツコさん大好きだったんだなー・・・。 『あたしのせいにしないで!』 『荷物開けたらゴミだったとか……!!』 『自分で言ってキズつくなよ』 『苦労して大学 出ても仕事 大変なのは変わんないんだな』 『何を今さら……ずっとお母さん見てるじゃない』 『・・・・・・だだこねないで ちゃんと治してっ』 『 そうだよ なんにも 心配ない 』 『オレだって もーそれしかないのにさー』 『もう!!なに考えてんの!!?』 『なんでいるの?』 『・・・身の上 語ってどうすんだ』 『してもらったこと 1コもないのかよ!!』 『好きなうた うたうといんだ おれそうしてる』 「ネタって出しちゃっても、また溜まるもん?」 「・・・溜まる!」 『やってみると言われたとおりまた溜まる、というか、その時思っていることはわりとその時しか思ってないもんだということがわかりました。』 『ワタシのマンガはワタシだけのものですが、読む人は、その人だけのモノを構築するんだぞ~~と実感しました。』
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「おおきく振りかぶって」のひぐちアサの、デビュー作を含む単行本。 表題作「家族のそれから」では、家族の中心であった母・ハツコが急逝してしまい遺された兄妹と、若い義父とのギクシャクした生活の、彼らが同じ方向へ一歩を踏み出せるようになるまでを描いています。 ひぐちアサの心理描写とい...
「おおきく振りかぶって」のひぐちアサの、デビュー作を含む単行本。 表題作「家族のそれから」では、家族の中心であった母・ハツコが急逝してしまい遺された兄妹と、若い義父とのギクシャクした生活の、彼らが同じ方向へ一歩を踏み出せるようになるまでを描いています。 ひぐちアサの心理描写といえばとにかく言葉の省略が多く、安易にキャラクターの心に踏み込ませてはくれません。 口の開き具合、眉の角度といった表情や台詞回しから、まるで現実の人間に向き合うようにするしかないのです。 ときに漫画としては不親切ではとすら感じるほど。ただ、それがとてつもないリアルを生み出していることは確かでしょう。 母親の恋人である義父へジレンマを抱く兄、母の代わりになろうと努める妹、掛け橋を亡くしてしまいどこか"家族"になれないままの義父、お互いを一番に考えている兄妹、ハツコが愛した兄妹を愛する義父。 それぞれの矢印が複雑に配置されているのですが、どの二人を抽出しても完全には向かい合えていないような微妙に不器用な三人です。それが三人という人数なのかもしれません。 その中にあって、義父の電話を偶然にも兄妹が聞いてしまうシーンと、そのあとの、食事の回想シーンは、兄が後に義父へ少しずつ歩み寄る大きな要因となっています。とくに後者はうっかりすると泣いてしまいます。 10年後、彼らが幸せな家族になれていたらと願います。
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未レビュー消化。残された者の感情って結局は自分自身で解決するしかないんですが、だれかに話してみないと進まないこともありますよね。家族のそれからはヤサシイワタシにも繋がる話だなーと思っています。 この巻では、投稿作のゆくところも載っていますが投稿作らしい尖った作品です。キャラたち...
未レビュー消化。残された者の感情って結局は自分自身で解決するしかないんですが、だれかに話してみないと進まないこともありますよね。家族のそれからはヤサシイワタシにも繋がる話だなーと思っています。 この巻では、投稿作のゆくところも載っていますが投稿作らしい尖った作品です。キャラたちが抱えている劣等感の描写が直球でぶつかってきてこれぞ投稿作だな!と思わせてくれました。
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「家族のそれから」は読んでいる時に涙がじわっと滲んだ数少ない漫画の一つ。 「ゆくところ」ただの男の子の片思いを描いたものではないような重さ。男→男の恋愛感情や重いのが苦手な人は読めないかも。
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妹ちゃんすごくかわいい。お兄ちゃんの考えの暴走っぷりがw笑えるwwでも、高校時代ってこんなんだったかもw お母さんいい女だったんだろうなぁ。死んだあともその人のために何かしたいって、その人のために生きたいって思われるって、そんなに無いと思うんだけど。義理のパパ先生もえらいなぁ。
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ファンの方には申し訳ないが、この本についての感想は一言に尽きる。「気持ち悪い」。その理由は以下長文。「家族のそれから」も「ゆくところ」も、キャラクターたちは理性的ではなく、常に感情的であり、何かしらの罪悪感を持ち、誰かしらに依存し、他人の忠告や話を無視し続け、自業自得である不安や...
ファンの方には申し訳ないが、この本についての感想は一言に尽きる。「気持ち悪い」。その理由は以下長文。「家族のそれから」も「ゆくところ」も、キャラクターたちは理性的ではなく、常に感情的であり、何かしらの罪悪感を持ち、誰かしらに依存し、他人の忠告や話を無視し続け、自業自得である不安や怒りにかられる。前向きになろうと努力するも、明らかに見当違いの方向へ全速力で走り見事に失敗する。これは若さのせいではない。自分は他人と違うのだ、という勝手な壁のなかで傲慢になっているとしか思えない。しかも物語は「起承転」で終わってしまうのだ。それぞれのほんの僅かな成長が見え隠れしつつ終わってしまう。よくいる「ちょっと不幸な人」をただただ描いているだけで、物語を通して作者が何を言わんとしているのかがよく見えない。 作者はあとがきにて、「ゆくところ」の小泉の台詞「おやこのかえるだよ」はプラスに感じたかマイナスに感じたか気になる、と書いていたが、私はどちらとも思えない。家族に対する怒りを告解するきっかけになる思い出のワンシーンに過ぎない、と考える。そのため、プラスであるかマイナスであるかは今後の小泉の生き方にかかると思える。
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