蟲師(1) の商品レビュー
「互いに ただ その生を遂行していただけだ。 誰にも罪などないんだ」 1巻の中で、一番好きなセリフです。
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とても好きでした、夏目友人帳と同じ匂いを感じました。 実は映画から入ったので漫画を読んだとき違和感があったのですが、今では映画の方が異質です。 シリーズを通してほんわかした気持ちになれたり、教訓のようなものを感じたり、面白い面白い作品でした。
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読み終わって、ほっとする感じの漫画。考えさせられる漫画です。 …漫画っていうよりも、昔話を読んでるような感覚でした。 エピソードの一つ一つがこれでもかって完成度だったなあ…と思います。 水彩を上手く使って自然を描いている作者のセンスに、とりあえず感服してしまいます。 個々のキャ...
読み終わって、ほっとする感じの漫画。考えさせられる漫画です。 …漫画っていうよりも、昔話を読んでるような感覚でした。 エピソードの一つ一つがこれでもかって完成度だったなあ…と思います。 水彩を上手く使って自然を描いている作者のセンスに、とりあえず感服してしまいます。 個々のキャラクターもそれぞれが個性豊かで、見ていて飽きません。化野先生のキャラが、なんかこう…好きです。 個人的には「硯に棲む白」と「眇の魚」と「棘の道」がお気に入り…多い。 ブックオフで全巻手に入れたんですが、こういう本を売る理由がわかりません。本棚を整理してると、整理する前に読んでしまいます。 完結してしまったのが惜しい…!
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表紙が和紙で出来ていて驚いた。"蟲"って言うからグロいのかと思ったけど内容的にはすごく落ち着いた気分にしてくれる話ばかりだった。一話完結のかたちだから読みやすかった。
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鎖国が続いてるくらいの、あやふやな時代の日本。 人々は、奇妙な「蟲」という存在と共存していて、そんな人々の暮らしを支えるべく、蟲師のギンコは旅を続けている。 蟲はやっかいな存在で、ときには人に深刻な害を与えるが、悪意はない。 蟲師ギンコは「そいつは蟲のしわざですな」と語り、淡々...
鎖国が続いてるくらいの、あやふやな時代の日本。 人々は、奇妙な「蟲」という存在と共存していて、そんな人々の暮らしを支えるべく、蟲師のギンコは旅を続けている。 蟲はやっかいな存在で、ときには人に深刻な害を与えるが、悪意はない。 蟲師ギンコは「そいつは蟲のしわざですな」と語り、淡々と治療を試みる。基本的にギンコは語り部だが、ギンコの過去が描かれたり、ギンコ自身がトラブルに巻き込まれるケースも多い。 作者の想い入れが大きいのだろう、しんしんと雪が降り積もり、孤独と灯りの暖かさを同時に感じる、冬の描写がとにかく印象的な漫画。 肌触りの良い和紙で作られた表紙や、水彩で描かれた鮮やかな色彩が、いっそう幻想的な雰囲気を楽しませてくれる。
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この漫画を一言で面白い、と評価すると語弊があるかもしれない。この作品は、肌に合う人にとってはとても面白い、または、興味深いと言った方がいいと思う。 実は、私も最初はこの本を読んで拍子抜けした。物語の起伏があまりに淡々としていて、オチもなんだか弱いからだ。しかし、読んでいて気付いた...
この漫画を一言で面白い、と評価すると語弊があるかもしれない。この作品は、肌に合う人にとってはとても面白い、または、興味深いと言った方がいいと思う。 実は、私も最初はこの本を読んで拍子抜けした。物語の起伏があまりに淡々としていて、オチもなんだか弱いからだ。しかし、読んでいて気付いたのだが、これは、日本の古くからの民話を読んでいるときの感覚にとても似ている。けして、怖さを扇情的に描いたものではなく、日本的な、ひっそりとした不気味さ、恐ろしさが垣間見える。。遠野物語を漫画にしたらこんな感じなんだろう。
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完結 不思議で柔らかい雰囲気が大好きだったのに終わってしまった。 伏線拾いきれてないよね?感が残るものの、それもまた謎と不思議さを深めてくれる味だと思う。
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独特な世界観。幻想的な雰囲気。 「者」でもあり「物」でもあり「モノ」である蟲たちの物語。 「柔らかな角」がよかった。悲しくも美しい思い出。 ストーリーには合っている絵だけど、ぼやっとした感じが個人的には好みじゃない。
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昔は普通に、あったかも、しれない、お話。 妖怪譚ものだが、精霊に近い。 そういうものには、恐れ敬い、近寄らず…。
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最愛の漫画ベスト3に常時入る漫画です。 「おすすめの漫画は?」と聞かれたら、老若男女関係なく薦めてしまいます。漫画としてももちろんですが、物語としての完成度と世界観に素晴らしさにノックアウトされます。 「蟲」と呼ばれる異形のものとギンコという異形の人とたくさんの怪異と不思議の物...
最愛の漫画ベスト3に常時入る漫画です。 「おすすめの漫画は?」と聞かれたら、老若男女関係なく薦めてしまいます。漫画としてももちろんですが、物語としての完成度と世界観に素晴らしさにノックアウトされます。 「蟲」と呼ばれる異形のものとギンコという異形の人とたくさんの怪異と不思議の物語。 柳田国男の「遠野物語」に通ずるような世界観です。 異世界と自分のいる世界が皮膚一枚で隔たっているような感覚を覚えます。そして、そのどちらの世界も同じくらい美しくて醜くて、親しみやすくて隔たっている。その両方の世界を行き来するギンコと一緒に旅をしたくなるような、でもやっぱり見知らぬものは恐ろしい。そういう読後感です。
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