Kの葬列(1) の商品レビュー
全2巻。絡まった糸が解けていくような感覚。書き下ろし最後の1ページが印象的。愛するカタチは人それぞれ。
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出口の見えない淀んだ空気がたいへんいいです。 真夏のまとわりついてくる、どろっとした、粘着性のある空気が全体に漂っています。
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ゴシック感溢れる楠本ワールド。 アパートに残された死体の行方を巡って、謎多き住人達が美しく囁き合う。
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アパートの住人・Kの葬儀がしめやかに行われている…しかし、その柩には死体が無い。しかし皆Kが死んだことを知っている。サスペンスのような展開、夢のような物語。螺旋階段と蝸牛の殻の渦がガウディの建築を髣髴させ、ハンス・ベルメールの人形、マザーグースやサロメが象徴的に示され、模倣芸術の...
アパートの住人・Kの葬儀がしめやかに行われている…しかし、その柩には死体が無い。しかし皆Kが死んだことを知っている。サスペンスのような展開、夢のような物語。螺旋階段と蝸牛の殻の渦がガウディの建築を髣髴させ、ハンス・ベルメールの人形、マザーグースやサロメが象徴的に示され、模倣芸術のように思えました。
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今まで読んだ中で、1番好きな漫画です。 螺旋階段、猫足のバスタブ、ゴシックなお洋服・・etc、 ステキなモチーフがいっぱい。 サロメをモチーフにした絵が気に入り。
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時代背景やら世界観が現代的なのに時代錯誤な感じで不思議です。 アパートメントが全ての世界。 Kの世界に閉じ込められた感じがします。
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私のバイブル。「耽美」とはこの漫画のためにある言葉だと思いました。Kさんとミカヤ君の禁断の兄弟愛が切なく美しいのです。
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全2巻 ミステリー。 ちょっと怖いし、難しいので一度読んだだけでは理解できない。 タイトルのまま、Kという人物の死の謎を追いかけるといった話。
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楠本まきさんの作品の中で一番好きなのが「Kの葬列」です。 死体の入っていない棺桶が一つ。死体が無いにもかかわらず、アパートの住人達は違和感を感じない。 なぜ住人達はKの死を知っているのだろうか。そしてKの死体は一体どこにあるのか。
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こちらも大尊敬の楠本マキ様の本。 こっちはホントに最初はワケがわかりません。最後まで読んでなんとか50%理解ってトコでしょうか。楠本さんの独特の絵柄もあいまって一度ハマったら抜け出せない本。
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