グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲 の商品レビュー
伝説のスーパーソリスト、カンヌより愛を込めて
あのスヴャトスラフ・リヒテルがポピュラー・ピースを心を込めて録音した貴重盤。総じて悠然たるテンポで引きずるようなアクセントが印象的ですが、グリーグの中間楽章の運びは滑らか。リヒテルのタッチからはいつになく柔らかで親密な響きがこぼれ、オーケストラのサポートはさながら相槌を打つ恋人で...
あのスヴャトスラフ・リヒテルがポピュラー・ピースを心を込めて録音した貴重盤。総じて悠然たるテンポで引きずるようなアクセントが印象的ですが、グリーグの中間楽章の運びは滑らか。リヒテルのタッチからはいつになく柔らかで親密な響きがこぼれ、オーケストラのサポートはさながら相槌を打つ恋人です。ここで指揮者マタチッチに就いて一言。 ロヴロ・フォン・マタチッチ 1899年、当時のクロアチア・スラヴォニア王国生まれ。貴族ですので「フォン」が挟まっています。1918年ケルン歌劇場にデビュー以来地道にカぺルマイスターのキャリアを積み、1965年NHK交響楽団に登場してからは我が国でも大いに親しまれました。特に1971年イタリア歌劇団公演の「リゴレット」は伝説の名演。マントヴァ公はパヴァロッティでした。1984年最後の来日。翌年、ザグレブに没。
寒太郎
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