商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2026/09/25 |
| JAN | 9784834265811 |
- コミック
- 集英社
Our Afterglow
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商品レビュー
5
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〝どんなかたちでも俺のことを忘れないでいてくれた。縛られていてくれた。それを嬉しいと思ってしまった(海里)〟 Eros度★ おやおや。顔に残った傷と、誰にも見えない罪悪感。幼馴染の海里と律汰が職場で再会する本作は、その二つをすぐに癒やそうとはしません。指導係と新入社員として日...
〝どんなかたちでも俺のことを忘れないでいてくれた。縛られていてくれた。それを嬉しいと思ってしまった(海里)〟 Eros度★ おやおや。顔に残った傷と、誰にも見えない罪悪感。幼馴染の海里と律汰が職場で再会する本作は、その二つをすぐに癒やそうとはしません。指導係と新入社員として日々を重ねるうち、昔のように近づきたい気持ちと、また相手を傷つけるかもしれない怖さが、少しずつ表に出てくるのです。この歩幅が実にいい。 律汰は負けず嫌いで、仕事にも全力。だからこそ失敗を人一倍恐れ、自分のせいで誰かが傷つくことに耐えられない。海里を大切にしたいのに、気を遣わせている自分にも気づけなかった、と責める姿は胸が締め付けられます。そんな律汰に海里が言う「失敗したっていい。迷惑もかけていい」。指導係らしい励ましに聞こえて、続く「お前が挑戦して成長するために俺がいるんだろ」には、昔から律汰を見てきた海里の愛情が宿っています。 一方の海里も、余裕のある大人というだけではありません。律汰に跡を告げなかったのは、罪悪感に押し潰されそうなあの顔をもう見たくなかったから。相手を守りたい優しさと、本心を隠す苦しさが同居しています。「これ、こういうこと他のやつにもすんの?」と律汰に問われ、「しないよ。律汰だけ」と返す場面には思わず身を乗り出しました。特別扱いを隠さない海里も、それを確かめずにいられない律汰も、なんて可愛いのでしょう。 海里の言葉をすぐには受け取れず、「根拠になってない」と返す律汰も好きです。怖さは一度の励ましで消えない。それでも海里は「俺が大丈夫って言ってんだから」と向き合い続ける。やがて、かっこつけていた海里の余裕が揺らぎ、律汰の中にあった「海里の目が自分だけを向いてほしい」という願いも輪郭を得ていきます。支える側と支えられる側に収まらない、二人それぞれの欲が見えてくるところにときめきました。 重い過去を、仕事中のやり取りや不意の甘さで息苦しくさせずに描く構成も巧み。とりわけ罪悪感から始まった「忘れられない」が、二人にとって何を意味するのか。その探究を、海里と律汰の表情を見つめながら進めたくなる作品です。
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