商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2026/09/09 |
| JAN | 9784065447642 |
- コミック
- 講談社
みいちゃんと山田さん(7)
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みいちゃんと山田さん(7)
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かなり批判されてましたが、避けられてきたテーマに真正面から切り込んだ作品として価値があるなと思いました。読んでて気分は悪くなるけど。 山田さんがみいちゃんの行動を直そうとして、壁に家のルールをペタペタ貼り付けていたことと、山田さんの母親が山田さんの就活の計画書を作って壁に貼り付けていたことは、本質的には同じことだと気づくシーンが印象的だった。 「障害のある人」と一括りにして「特別な支援が必要」「差別してはいけない」「配慮しないといけない」とされていることは、どこかおかしいことなんだなと気付かされた。みいちゃんと山田さん、それからムウちゃんやニナさん、その他登場人物たちはひとりひとり違った特性があって、それは「障害者⇔健常者」と単純に分けられないし、対にもならない。 この社会でみんなが幸せに生きていくには、それそれの個性が認められないといけなくて、でもそれって現実的にはとても難しいことなんだろうなと突きつけられました。 ネットで障害者差別だと叩かれていることについては、まあ少しコミカルに描きすぎた面はあるかなと思いつつ、個人的にはみいちゃんやみいちゃんママの話の通じなさやキレ方は自分の身内にそっくりで、、マジであんな感じなので、リアルに描きすぎましたね、という感想。 周りの人からすれば、あんな風にキレられたら笑うしかないというか。シリアスに描くのにも限界があるというか。リアルさを追求した結果コミカルにするしかなかったのではないかなと。 山田さんがみいちゃんの言動に苛立って思わず殴ってしまったことは、許されるべきではないことだけど、実際マジで話が通じない人に対して苛立つことってあると思います(経験者)。 読者もみいちゃんの言動にイライラして、みいちゃんが嫌な目に合うとほらみろ、と思うように仕向けるような描き方が、人間の嫌な面を掘り起こしていて悪趣味だなとは思いました。しかもその結果として、「みいちゃんみたい」というイジメに発展してしまう可能性があるのは否めず、そんな社会がまた悲しい。でもそれって作品のせいではなくて社会が作品に追いついてないからではないかなとも思ったり。 こういう際どい作品も受け入れられるような寛容な社会になってほしいなと思いました。
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確信したんだが、この漫画は「みいちゃんと山田さん」の自立挫折物語ではなく、彼女達のそれぞれの親がむしろ子供であるみいちゃんや山田さんから自立できずに「親としても、個人としても挫折する」話だと思った。 みいちゃん本人は楽天的なキャラクターだが、話の筋はそうでもなくて、わりと悲劇的だ...
確信したんだが、この漫画は「みいちゃんと山田さん」の自立挫折物語ではなく、彼女達のそれぞれの親がむしろ子供であるみいちゃんや山田さんから自立できずに「親としても、個人としても挫折する」話だと思った。 みいちゃん本人は楽天的なキャラクターだが、話の筋はそうでもなくて、わりと悲劇的だ。彼女の周囲の人間どもが邪悪すぎる。だが、最初からみいちゃんが悲劇的結末を迎えるかの決まりででもあるかのように、彼女自身は楽天的で、かつ、犠牲者でも悲劇のヒロインでもない。ただただ、シンプルに悲劇、と言える話である。 山田さんもそう。けど、折り合いをつけてやっていこうとしたあたり、山田さんはみいちゃんよりもシリアスだとは思う。だが、2人とも結局満願だっただろう。みいちゃんは、薬物の幻覚作用とはいえ夢を見つつ死んだわけだし、山田さんは最期にみいちゃんから手を引かれて逝ってるわけだから。 最後あたりの山田さんの母親の「失敗した……」というセリフが強く印象に残っている。 どう考えても、親側の自立挫折物語だろうと思う。
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