商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 海王社 |
| 発売年月日 | 2026/08/07 |
| JAN | 9784796418386 |
- コミック
- 海王社
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「久我の家か瑞稀を選ぶんなら俺は瑞稀を選ぶ(颯太)」 Eros度★★★★★ おやおや。これは、別れたあとに残された「好き」の形を、こんなにも丁寧に掘り下げてくださるのですか……! 高校時代に恋人同士だった瑞稀と颯太。家柄も育った環境もまるで違う二人が惹かれ合い、ひそやかに育ん...
「久我の家か瑞稀を選ぶんなら俺は瑞稀を選ぶ(颯太)」 Eros度★★★★★ おやおや。これは、別れたあとに残された「好き」の形を、こんなにも丁寧に掘り下げてくださるのですか……! 高校時代に恋人同士だった瑞稀と颯太。家柄も育った環境もまるで違う二人が惹かれ合い、ひそやかに育んできた恋が、周囲の事情によって引き裂かれてしまう。その過去を知っているからこそ、数年後の再会があまりにも苦しく、そして目を離せません。 何より胸に刺さるのが、瑞稀の「颯太のために身を引く」という選択です。自分が愛されていることを知っているからこそ、その愛を手放して相手の未来を守ろうとする。決して愛がなかったわけではなく、むしろ深く想っていたからこその自己犠牲なのですが、その優しさが結果的に二人の間へ大きな傷を残してしまうところが切ない。瑞稀自身も、過去の決断を抱えたまま、再会した颯太の変貌を目の当たりにすることになります。 そして颯太。高校時代の太陽のような明るさを知っているだけに、再会後の冷たさには衝撃を受けました。「瑞稀に復讐するために帰ってきた」と告げる彼の言葉の奥には、単純な怒りだけではなく、「愛されていたはずなのに捨てられた」という深い傷があるように感じられます。だからこそ、冷たく振る舞えば振る舞うほど、その奥に残っている瑞稀への執着や愛情が透けて見えるのがたまらない。 特に「久我の家か瑞稀を選ぶんなら俺は瑞稀を選ぶ」という颯太の言葉が印象的でした。彼がどれほど瑞稀を大切に想っていたのか、その一途さが伝わる一言であり、現在との落差を考えるほど胸を締めつけられます。 再会後の「セフレ」という関係も、この二人だからこそ単なる身体だけの関係には見えません。触れ合えば過去の感情まで呼び起こされてしまうような、未練と執着、戸惑いが交錯する距離感。濡れ場も過度に刺激を追うというより、身体と心が別々の方向を向いてしまう二人の複雑さが感じられる描き方で、関係性そのものに色気があります。 「恋を壊された男と、恋を捨てた男」。その言葉が、この作品の二人を本当に的確に表していると思います。どちらが悪いと簡単に決められないからこそ、二人が抱えてきた痛みや言えなかった本音の一つひとつが気になる。過去の甘さと現在の苦さ、その落差をじっくり味わえる、再会ものとして非常に心を揺さぶられる作品でした。
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