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八月の御所グラウンド 文春文庫
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八月の御所グラウンド 文春文庫

万城目学(著者)

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八月の御所グラウンド 文春文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2026/08/05
JAN 9784167925406

八月の御所グラウンド

¥781

商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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2026/08/21

一旦立ち止まることと 走り続けることとは 結局は同じこと 火を失っても 火に憧れる そして 再び火を見つける

Posted by ブクログ

2026/08/21

万城目学さん、10冊目。 直木賞を獲られたこの本、京都を舞台にした短めのファンタジー2編。 ■十二月の都大路上下る 女子全国高校駅伝で急遽走ることになった方向音痴の補欠選手・坂東サカトゥー。 新選組が伴走することになろうとは。 彼女より記録はいいのに走れなかった咲桜莉との同級...

万城目学さん、10冊目。 直木賞を獲られたこの本、京都を舞台にした短めのファンタジー2編。 ■十二月の都大路上下る 女子全国高校駅伝で急遽走ることになった方向音痴の補欠選手・坂東サカトゥー。 新選組が伴走することになろうとは。 彼女より記録はいいのに走れなかった咲桜莉との同級生同士の間柄が爽やか。 アンカー区間で並走して、翌日も偶然出会った他校の2年生・荒垣新菜とのバッチバチの関係もナイス。 「まっすぐ進んで、一回だけ右!」って、おいおい、競技場に入る時もう1回左に曲がるだろう、と思った私は心配し過ぎでした。 ■八月の御所グラウンド 早朝の御所グラウンドで行われる草野球に駆り出された大学生の朽木。 京都御所の敷地内に運動用広場があるなんて。 なんやかや言って日本人って野球が好きね(私もだけど)。 人数が足りなくても、どこからともなく必ず助っ人が御所Gに現われる、という筋書き、その絡繰りに打たれた。 えーちゃんに遠藤君に山下君、みんな、野球がやりたかったんだねえ。 平和な8月(いろいろ災害はあるけれど)の空の下で行われる野球を観れることに感謝。 明日の甲子園の決勝戦も楽しみ。 田中希実さんの解説は最近の彼女の走りを映したかのよう。 読んでいるこちらまでモヤモヤしてきたわ。

Posted by ブクログ

2026/08/21

お盆明けのこの時期に読めて、本当に良かったと思える一冊だった。 読む前は、正直「直木賞を狙うために、いつもの不思議なテイストは封印して真っ当な青春小説に徹したのかな?」なんて邪推をしていた。 しかし、それは良い意味で完全に裏切られた。 「万城目節(ファンタジー・日常に潜む奇妙...

お盆明けのこの時期に読めて、本当に良かったと思える一冊だった。 読む前は、正直「直木賞を狙うために、いつもの不思議なテイストは封印して真っ当な青春小説に徹したのかな?」なんて邪推をしていた。 しかし、それは良い意味で完全に裏切られた。 「万城目節(ファンタジー・日常に潜む奇妙な世界)」を絶対に捨てず、それでいて選考委員ウケの良さそうな「歴史・戦争」という重いテーマを、市井の青年たちの目線から自然に融合させているバランスが絶妙だった。 本書を語る上で、同時収録の『十二月の都大路上下ル』の存在は外せない。 こちらは不思議度が控えめで、自分を鼓舞し、仲間への葛藤を抱えながら一心に都大路を走り抜ける少女たちの、爽やかで真っ当な青春の輝きが描かれている。 この1作目があることで、「万城目学はこれほど真っ当な青春も描けるのだ」という強い信頼感が生まれ、その安心感があったからこそ、2作目の『八月の御所グラウンド』へもスムーズに、深く没入することができた。 この構成は上手い。 メインの『八月の御所グラウンド』では、歴史的なビッグネームが登場してフックになりつつも、そこを過剰に持ち上げることはない。 あくまで、当時をただ必死に生きていた「普通の野球好きの青年」としての心情にフォーカスできるようになっている。 だからこそ、当時の彼らの想いに自然と寄り添うことができ、お涙頂戴ではない普遍的な青春の切なさが際立っていた。 お盆明けのこの時期だからこそ、作品の空気感や切なさがより一層リアルに染み込んできたのかもしれない。 最高の読書時間だった。

Posted by ブクログ

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