商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 竹書房 |
| 発売年月日 | 2026/07/27 |
| JAN | 9784801990265 |
- コミック
- 竹書房
彼氏が欲しかった(3)
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彼氏が欲しかった(3)
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〝こんなふうになるのは…ふいに姿を見ただけで総毛立つのは…どうしても氷室だけなんだよ(颯太)〟 Eros度★★ おやおや。3巻にして、いよいよこの物語の「恋」の核心が見えてきたように感じます。 タイムリープという設定を使いながら描かれるのは、単純な人生やり直しではありません...
〝こんなふうになるのは…ふいに姿を見ただけで総毛立つのは…どうしても氷室だけなんだよ(颯太)〟 Eros度★★ おやおや。3巻にして、いよいよこの物語の「恋」の核心が見えてきたように感じます。 タイムリープという設定を使いながら描かれるのは、単純な人生やり直しではありません。前世で自分を偽って生き、後悔を抱えた高井が、二度目の人生では「自分に正直に生きる」ことを選ぼうとする。その過程で浮かび上がってくるのが、「誰を好きになるかは、自分の意思だけでは決められない」という恋の残酷さと、それでも誰かを大切にしたいという気持ちです。 特に印象的なのが氷室との距離の縮まり方。高井は、氷室の悲惨な未来を知っているからこそ、最初は「救いたい」という思いで彼に近づきます。けれど、図書館で顔を合わせたり、レポートを手伝ったり、ほんの些細な接点を重ねるうちに、その感情は少しずつ別のものへ変わっていく。 「氷室のこと好きなん?」 槇尾からそう突きつけられることで、高井は自分でも見ないようにしていた気持ちを意識することになる。未来を変えるためだったはずなのに、いつの間にか「この人だから」気になっている。その戸惑いと不器用さが、高井という人物の魅力をより際立たせています。 そして何より、「本当に落ちるんだよ、相手選べねぇの」という言葉が胸に刺さる。恋は条件を並べて選ぶものではなく、気づいたときにはもう心を掴まれている。高井の恋がまさにそれで、抗おうとするほど氷室への意識が強くなっていくところに、切なさとキュンが同時に押し寄せます。 一方の氷室も、ただ「危うい美形」というだけではない。傷や過去を抱え、他人との距離をどこか歪めながら生きているような危うさがあり、高井が放っておけなくなるのも納得できる存在感があります。高井が彼を救おうとする一方で、高井自身もまた氷室との関わりによって、自分の本当の気持ちと向き合わされていく。この関係性が非常に興味深い。 ホテルでの再会も忘れられません。言いたいことも、聞きたいことも山ほどあるのに、高井の口から出てくるのは「ケガするのだけはやめてほしい」という言葉だけ。その一言に、心配、執着、戸惑い、そして自分でも認めきれないほどの感情が滲んでいて、胸が締め付けられます。 「もうお互いの名前を知ってるだけで前の人生より関わってるだろうが」 この言葉にも、高井が少しずつ「過去とは違う人生」を選び取っていることが表れているようで好きです。 救いたいから始まった関係が、いつしか「好き」に変わっていく。その恋心を自覚した高井が、これから氷室とどんな関係を築いていくのか。恋愛だけではなく、人が自分の人生を選び直す物語としても目が離せない3巻でした。
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