商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京漫画社 |
| 発売年月日 | 2026/07/17 |
| JAN | 9784864425629 |
- コミック
- 東京漫画社
怪談師Mのお蔵入り
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怪談師Mのお蔵入り
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〝研究は俺の愛だよ(頼将)〟 Eros度★★★ おやおや。怪談と両片想いをここまで見事にひとつの物語へ溶け込ませるとは……! 『怪談師Mのお蔵入り』は、幽霊が視える怪談師・満孝と、オカルト好きで彼の活動を支える頼将の関係を軸に、「見えること」と「伝えること」の意味を描いた作品...
〝研究は俺の愛だよ(頼将)〟 Eros度★★★ おやおや。怪談と両片想いをここまで見事にひとつの物語へ溶け込ませるとは……! 『怪談師Mのお蔵入り』は、幽霊が視える怪談師・満孝と、オカルト好きで彼の活動を支える頼将の関係を軸に、「見えること」と「伝えること」の意味を描いた作品です。 序盤は「男の色情霊」を巡るゾワッとする怖さがしっかりあり、怪談作品としての緊張感を味わえる一方、物語が進むにつれて恋愛へと重心が移っていく構成が絶妙。怖いものを視ることができる満孝にとって、本当に怖かったのは幽霊ではなく、好きな人の隣にいながら「自分自身」を見てもらえないことなのだと思うと、胸が締め付けられます。 特に刺さったのが、満孝の「隣にいるだけでいいんだと言ってほしかった。霊感なんかなくてもいいって言ってほしかった。ただ俺自身を見てほしかったんだ」という想い。霊が視えるという特殊な部分ではなく、一人の人間として愛してほしい。その願いを言えずに抱え続けてきた満孝の繊細さが切ない。 そんな満孝が、自分の気持ちと向き合い、「霊感あんのになんでお前の気持ちだけ視えねぇのかなって思ったりしたけど、視るもんじゃなくて伝えるもんだったな。生きてんだしな…」と気づく場面が、本作の大きな魅力。これは頼将から与えられた答えではなく、満孝自身が長い片想いの中でたどり着いた答えだからこそ響きます。 一方の頼将は、とにかくまっすぐ。「満孝は絶対俺の所に来て。幽霊になっても寒い思いなんてさせないから。俺にもわかるように出て。必ず見つけるから。見つけて抱きしめるから。お願い…」という言葉には、満孝を失いたくないという強い想いが滲みます。そして「…満孝に意識してもらいたかったんだ。俺満孝が好きだから」と自分の恋心を言葉にする姿には、長い友情の先へ踏み出す覚悟が感じられて、これはもうたまらない。 二人の関係で何より魅力的なのは、「視えているのに気持ちは視えない」というすれ違い。満孝は頼将の気持ちが分からず、頼将も満孝が何を恐れているのか分からない。それでも「我慢してたのが自分だけだと思うなよ」と言葉を交わし、「視えない俺の話をしないで。怖いんだ」と抱えていた本音までさらけ出していくことで、二人は少しずつ“友達”から“恋人”へと関係を変えていきます。 濡れ場も、単に刺激を楽しむためというより、二人の距離が身体だけでなく心の面でも縮まっていく過程として描かれているのが魅力。状況に翻弄されながらも、そこから少しずつ甘さへ変わっていく空気が二人らしい。 そして「研究は俺の愛だよ」「もう俺以外満孝の中に入れないで」と愛情を隠さなくなっていく頼将と、「この先誰かに身体譲ったりしないようにちゃんと俺をつなぎとめておいて」と願う満孝。この二人の言葉には、長いすれ違いを越えたからこその独占欲と安心感が詰まっています。 怖さから始まり、すれ違い、切なさ、そして甘い恋へ。怪談という「視えないもの」を入口にしながら、最後に二人が向き合うのは、目ではなく言葉で確かめる愛情。そのテーマが二人の関係性と綺麗に重なった作品でした。
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