商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2026/07/03 |
| JAN | 9784103534402 |
- 書籍
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夏帆 The Tale of KAHO
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夏帆 The Tale of KAHO
¥2,860
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商品レビュー
3.8
469件のお客様レビュー
モーターサイクルの男、ありくいの夫婦、ジャガー、しろありの女王、守護天使。夏帆の日常に突如表れたキャラクターたちを、どんな風にとらえたらよいのだろう。彼らは不思議な存在だったし、夏帆にとって、必ずしも心地よい存在ではなかった。 モーターサイクルの男は、夏帆をデートに誘いながら...
モーターサイクルの男、ありくいの夫婦、ジャガー、しろありの女王、守護天使。夏帆の日常に突如表れたキャラクターたちを、どんな風にとらえたらよいのだろう。彼らは不思議な存在だったし、夏帆にとって、必ずしも心地よい存在ではなかった。 モーターサイクルの男は、夏帆をデートに誘いながら信じられない言葉を突きつけ、戸惑わせた。ありくいの奥さんは友好的ではあったが、犯罪まがいの不可解な依頼をする。 分かりやすい言葉でリズムよく書かれているので、スルスルと読むことができる。しかし、物語からキャッチした大事なところが、言葉にできない。読み進めるほどに、自分が触れたことのない場所をギュッとされる感覚を覚える。 殻を破るという例えがあるが、私には、夏帆の経験がまさにそんな風に感じられた。自我というのか、無意識というのか、物語の進行とともに、自らの内面へ、内面へと誘われているような感じがした。良さも嫌なところも、不思議なところも、よく分からないところも、全部含めて自分といったところか。
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村上春樹節の最先端を味わいたく、最新刊を手に取る。 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』から間の作品を飛ばして本作を読んだからか、ハチャメチャな世界観との比較において展開の少ない、落ち着いた印象を受けた。 確かに突飛な物語ではある。他の作品にも通ずるファンタジーさを...
村上春樹節の最先端を味わいたく、最新刊を手に取る。 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』から間の作品を飛ばして本作を読んだからか、ハチャメチャな世界観との比較において展開の少ない、落ち着いた印象を受けた。 確かに突飛な物語ではある。他の作品にも通ずるファンタジーさを含みながらも、主人公の行動範囲の狭さに作品の独自性を感じる。また同じ場所に何度も通うという行動描写にも新鮮な印象を受けた。 初の女性が主人公という触れ込みからか、著者のジェンダー観の変容を作品から読み取ろうという意気込みが多少なりとも読書中混じった。しかし、読了後に胸に残ったのは生き続けることへの暗澹たる気持ちを抱きながら、それでも自分の人生の主人公である「私」を信じていくことへの希望である。少なくとも私は、このメッセージを描くために、女性を主人公に据える必然性があったのだと受け取った。
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村上春樹の本は難解そうだという印象があったけど、この本は比較的さくさく読めた。 全く次の展開が見えない現実離れした話であるにも関わらず、思いっきり物語の世界に入り込んでしまい、感情全てコントロールできなくなるほどだったことに、村上春樹の実力を感じた。
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