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夏帆 The Tale of KAHO
2,860円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2026/07/03 |
| JAN | 9784103534402 |
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夏帆 The Tale of KAHO
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夏帆 The Tale of KAHO
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商品レビュー
3.9
169件のお客様レビュー
村上春樹が初めて女性を長編小説の主人公にした。 少々不安を感じながら読み始めたものの、それはすぐに払拭された。 村上の強烈なメタファーには抗うことはできなかった。 彼女を取り巻くもの、彼女が描いたもの、全てに意味があり、理由がある。全ては彼女自身の中にあるもので、彼女がやり遂げ...
村上春樹が初めて女性を長編小説の主人公にした。 少々不安を感じながら読み始めたものの、それはすぐに払拭された。 村上の強烈なメタファーには抗うことはできなかった。 彼女を取り巻くもの、彼女が描いたもの、全てに意味があり、理由がある。全ては彼女自身の中にあるもので、彼女がやり遂げなければならないものもそこにあった。 村上初期の文章の瑞々しさ、爽快感は失われつつあるかもしれないが、この円熟した筆致も良い味がする。
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■はじめに 前作『街とその不確かな壁』は途中で挫折したこともあり、3年ぶりとなる新作を果たして読み切れるだろうかという一抹の不安があった。 しかも今回は、初めて女性を主人公に据えた長編。現実と幻想が交錯する、あの村上春樹ならではの迷宮世界が今回も展開されるという。加えて、2,8...
■はじめに 前作『街とその不確かな壁』は途中で挫折したこともあり、3年ぶりとなる新作を果たして読み切れるだろうかという一抹の不安があった。 しかも今回は、初めて女性を主人公に据えた長編。現実と幻想が交錯する、あの村上春樹ならではの迷宮世界が今回も展開されるという。加えて、2,860円というなかなかのお値段。 購入までには、いくつもの高いハードルが立ちはだかる。とはいえ、これまで長編のほとんどを初版で買ってきた身でもある。 「ええい、ままよ。」そう腹をくくって購入。本作の重要キャラクターである〈ありくい〉と〈ジャガー〉のステッカーがおまけに付いてきた。そんな逡巡を経て、本を開いた。 ■内容…ほんのさわり 出版社の担当者から紹介された男性と初めて会った26歳の絵本作家・夏帆。顔を合わせるなり、その男は「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」と言い放つ。 その一言を境に、夏帆の日常は少しずつ軋み始める。男が乗るBMWのモーターサイクルの排気音が夜ごと聞こえ、逃れるように武蔵境へ転居する。だが新居でも、床下から不可思議な気配が忍び寄る。 ■感想 本書もまぎれもない「村上春樹ワールド」だった。 主人公を静かに見守るブラジルからやって来たありくいの夫婦、邪悪なジャガー、白アリの女王…。現実と幻想が何の境目もなく溶け合い、物語は独自のリズムで進んでいく。 改めて思った。やっぱり村上春樹の長編は、論理的に読もうとしてはいけないな。いや、正確には、最初からその読み方を手放したほうがいい。 ストーリーを頭で理解しようとするより、その世界の空気に身を浸す。意味の分からない場面があっても、「そのうちどこかで繋がるかもしれない」くらいの気持ちでページをめくる。そして読み終えたあと、胸のどこかに何かが残っていれば、それで十分なのだと思う。 そう、自分に言い聞かせながら読んでいても、結局は「この壮大な虚構は何を示唆しているのだろう」と考えてしまう。 それは、「論理的に読むな」という自分自身への忠告とは真逆の行為。例えば『進撃の巨人』を読めば、「あの壁は何のメタファーなのか」と考えてしまうように、村上春樹の長編にも、つい意味を探しにいってしまう。 読む側の“性”をくすぐり、翻弄する村上春樹。 ■最後に 読み始めると、購入前に抱いていた迷いはすっかり霧散した。読了までの10日間、首までどっぷりと春樹ワールドに浸る。 残りの1/3を切った日は仕事が休み。クリニックの待合室で読み、ランチをしたカフェで読み、駅のベンチでもページをめくり、帰宅後はソファに沈み込むように読み続けた。 村上春樹は、構想やプロットを固めずに書き始める作家として知られている。 だからだろうか。六本指の少女も、ありくいの夫婦も、背中を洗ってくれる猿も、濃密な性描写も、その世界では何ひとつ特別扱いされない。どれも等しい必然として物語の中に存在し、ときに自由に動き、ときに過酷な運命を与えられながら、ラストへ向かって歩き続ける。 その創作のありようを眺めていると、ふと子どもの人形遊びを思い出す。人形たちに役を与え、自由に動かし、ときには思いも寄らない展開に自分自身が驚きながら、物語を紡いでいく。 村上春樹の小説を書く姿は、そんな遊びの延長線上にあるようにも思えてならない。 ……こんなことを書いたら、熱狂ハルキストからは「全然違う」と叱られるかもしれない。でも、それもまた、一読者として『夏帆』を読み終えた今の率直な実感である。
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久々の春樹ハードカバー(o^^o)夏っぽかった 鬼のファンタジー寄り メタファーを考えながら読むのではなく、ただ物語として楽しむ系の本だと思う 全てに意味を求める人は向いてなさそう、というのも、たぶん意味なんて無い(あんのか?あるなら教えてくれ 私が読んだ春樹の中で初の女性キ...
久々の春樹ハードカバー(o^^o)夏っぽかった 鬼のファンタジー寄り メタファーを考えながら読むのではなく、ただ物語として楽しむ系の本だと思う 全てに意味を求める人は向いてなさそう、というのも、たぶん意味なんて無い(あんのか?あるなら教えてくれ 私が読んだ春樹の中で初の女性キャラ?主人公やってんけど、なんかオシャレさ半減してた笑 いや1q84青豆パートあったから考えすぎか 関係ないが、春樹読むと丁寧に生活したくなるんだけど、本作はそうでもなかった。
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