商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2026/06/10 |
| JAN | 9784167925154 |
- 書籍
- 文庫
永遠と横道世之介(上)
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永遠と横道世之介(上)
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商品レビュー
4.6
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横道世之介38歳。修学旅行や遠足についていって生徒たちのスナップ写真を撮ったり、レストランのメニュー写真を撮ったりするような、カメラマン。住んでいるところは、吉祥寺の田舎にあるドーミーという下宿屋で、そこには大学生(男)と20代書店員(女)と40代サラリーマン、それから修学旅行で...
横道世之介38歳。修学旅行や遠足についていって生徒たちのスナップ写真を撮ったり、レストランのメニュー写真を撮ったりするような、カメラマン。住んでいるところは、吉祥寺の田舎にあるドーミーという下宿屋で、そこには大学生(男)と20代書店員(女)と40代サラリーマン、それから修学旅行で親しくなった先生の家の息子(高校中退引きこもり)が住む。カメラマンとして一時脚光を浴びた先輩、同じ事務所に所属する後輩などが出てくる。ドーミーの経営者(親から引き継いだ娘さん)とは恋人関係であるらしいが、七年前に亡くした婚約者を引きずっている。今回の世之介は、そんな状況である。 みんなで集まってご飯を食べたり、誰かの話をしたり、どこかへ行ったり、そんななんでもない日々の生活が紡がれる。そんな中で、誰かの心配をしたり、ちょっと仕事が認められたり、小さな起伏がやってくる。もうじき40歳になるにしては、浮ついたような生活をしているように見えるが、内心焦ったり悩んだりはしているものの、今、ここを大事にする世之介の生き方は、変わらない。ああ、素晴らしい小説だなと、あらためて。やっぱり私、吉田修一さんが、一番好きな作家だ。以下、好きなところの抜き書き。 「でもどんな人に出会うかなんて、なかなか自分じゃ選べないじゃん。だったら、せっかく出会った誰かを大事にする方がいいんじゃないかなって」 「なんていうか、結局、幸せってその低いところにあるような気がするんですよね」 「人ってさ、変われるんだよ。土下座してる南郷さん見て、俺、なんかそう思ったなー。嫌な奴に変われた人間はさ、同じようにいい奴にも変われるんだな。変わる才能があるんだから」 「もし一億円当たったら、どうしようかなーと、宝くじを買って以来、ずっとそう思っていたのは間違いない。 そしてそう思っているときの幸福感と言ったらなかったのである。」 「な、なんで生まれてくるかって。……それはあれだよ。なんでお前が生まれてきたかって言うとね、前世でお前がいろんな人を大切にしたんだよ。そのいろんな人たちがまた生まれ変わって、今のお前を大切にしてくれてるんだよ……」 「世之介は小さな春でも探すようにベランダからの景色を見渡した。「そうだなー。俺だったら、こう思いたいかなー。『あー、いっぱい笑った。あー、いっぱい働いた。いっぱいサボって、そんでもって、いっぱい生きたなー』って」
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カメラマンになった39歳の横道世之介。 東京郊外の下宿「ドーミー吉祥寺の南」を舞台に、一癖ある住人たちや、新しくやってきた引きこもりの青年・一歩と織りなす日常の物語。 この物語を読んでいると、「どういう生き方が幸せなんだろうか」とふと思います。 どんな人に出会うかなんて、なかな...
カメラマンになった39歳の横道世之介。 東京郊外の下宿「ドーミー吉祥寺の南」を舞台に、一癖ある住人たちや、新しくやってきた引きこもりの青年・一歩と織りなす日常の物語。 この物語を読んでいると、「どういう生き方が幸せなんだろうか」とふと思います。 どんな人に出会うかなんて、なかなか自分じゃ選べない。だったら、せっかく出会った誰かを大事にする方がいいんじゃないか―― こんな世之介の生き方を見ていると、これこそが幸せな生き方として大切なことなのかなって思います。
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死ぬ時に、いっぱい生きたなーと思えるような人生を、送りたい。 生まれ変わったら、今世で愛した人の生まれ変わりに愛されるって考え方、とても素敵。
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