商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2026/05/07 |
| JAN | 9784309422664 |
- 書籍
- 文庫
正義の教室
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正義の教室
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
タイトルと主人公であろう青年の悲壮感MAXな表情の表紙から、さぞ陰惨な正義の物語りなんだろうと思ったけど違った。高校生の授業というベースで話は展開する。 ライトな入門書ってカテゴリーでよいと思います。 あと哲学的なおおまかな歴史。読みやすい。 著者様さすがで、非常に分かりやすく...
タイトルと主人公であろう青年の悲壮感MAXな表情の表紙から、さぞ陰惨な正義の物語りなんだろうと思ったけど違った。高校生の授業というベースで話は展開する。 ライトな入門書ってカテゴリーでよいと思います。 あと哲学的なおおまかな歴史。読みやすい。 著者様さすがで、非常に分かりやすく説明してくれていて腹落ちする。好き。 何からの答えを知るために、哲学を学ぶのか。 考えの幅を広げ、思考がとらわれないために学ぶのか。 まぁ大半は後者なんだろうと思う、でも...答えあるのか? ないならなんで哲学すんだって楽しい思考の無限ループ。 本書でも一応の答え?はある。納得するかはホント個人的な判断なので気楽に読んでみてはどうかと。 ラストはパンチがきいてる...本書を読んで「なるほどー」と思って分かった気になっていると「本当に分かった?こういうことだよ...?」と特大の問いかけ、衝撃でした。
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- ネタバレ
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哲学の入門として、非常に読みやすい本だった。最後の正義に関しての考え方は、自分のなかで正しさに持っていた漠然とした考えを文章に落としてくれたようだった。まとめの方では、善く生きるとはつまり「感覚で生きる」ということにもつながっていくように思えた。(しかしそれでは宗教的正義に近いのだろうか......) 最後の締めはまさかで、嫌悪感を少し抱いてしまった。そこにまた、自分が社会の構造主義の中に染まっているのだと感じさせられよかった。自分はかねてより、同性愛の気質もあるのではないかと思っている。自分はその世界を見なければいけないのかと斜めの方向に葛藤してしまった。 正義という答えのない問題についての思考であるため、途中出口を失い苦しくなる。また最後はどうしても俗人的というか、一つの答えでまとめられるものではない。そういうものなので仕方がないが、それでも答えを求めてしまう。これもまた構造主義によって、物事には見つかっていないだけで確かに正解があるのだと思わされているからなのだろうか。思考が深くなるような本だった。
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とても読みやすかった。そして自分の考え方を客観視することができてライトな読み物ながら為になった。 まず、平等(全体の幸福量最大化)か、自由か、宗教(直観)か…登場人物の3人の女の子はいずれかに極端に振れてるわけだが、実際はこの三角形のどこ寄りかという話なのだと思う。自分は平等を語...
とても読みやすかった。そして自分の考え方を客観視することができてライトな読み物ながら為になった。 まず、平等(全体の幸福量最大化)か、自由か、宗教(直観)か…登場人物の3人の女の子はいずれかに極端に振れてるわけだが、実際はこの三角形のどこ寄りかという話なのだと思う。自分は平等を語りながら、でも心の中では強い方の自由主義で、たぶん半々なのだと。平等の功利主義はパターナリズムに陥るというのも、パターナリズム自体がそこまで問題とは思わないのも本心だし、一方で強い自由主義にも共感できる。 だが何より、主人公が後半でまとめ的にいうセリフ「どの主義も全コミットできないが、前もって正義はこれだと決めつけてそれを絶対のものとして押し付けるのだけは違う。自分がトロッコ問題的な極限状況に置かれて、自分の中の善を考え抜くことが正義だ(出した結論がなんであれ)」に全力で頷いてしまった。これしかない。この結論は、正義なんて人それぞれでいろんな考えがあるよね、という思考停止とは違うものなのがミソで、なぜなら自分がその極限状況におかれ他人ごとでなくなったときに「じゃあお前の考えはなんのなの?」と突きつけられてしまう。人それぞれ違う中で自分がどの結論をだすか、哲学的に自分の価値観を考えるのは面白かった。
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