商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2026/04/24 |
| JAN | 9784041172506 |
- 書籍
- 文庫
ジェノサイド 新装版(下)
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ジェノサイド 新装版(下)
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
ジェノサイド新装版の下巻読み終わりました! 例によって旧装版?をいい感じに忘れていたので楽しませてもらいました。 ドキドキハラハラ系で、次から次へピンチの事態発生なのですが、そのピンチの起き方、かわし方が一捻りされてて、え!?そうくるか!?とドキドキさせてもらいました。 新人...
ジェノサイド新装版の下巻読み終わりました! 例によって旧装版?をいい感じに忘れていたので楽しませてもらいました。 ドキドキハラハラ系で、次から次へピンチの事態発生なのですが、そのピンチの起き方、かわし方が一捻りされてて、え!?そうくるか!?とドキドキさせてもらいました。 新人類の能力の異次元さにビックリです。いわゆる計算能力が高いとか記憶力がいいとか、そんな話ではないんですね。コミュニケーションがとてもユニークで、1次元でしか語れない現在人類の我らの限界を感じました。。 作中で科学者ハイズマン氏が語った「現生人類は、誕生から二十万年を費やしても殺し合いを止められなかった(中略)そろそろ次の存在に、この星を譲ってもいい頃だ」のセリフが印象的でした。
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上巻に引き続き、期待通り非常に良かった。 少年兵たちの出自回想シーン、そしてイエーガーたちとの戦闘シーンが壮絶すぎて強烈で、ずっと後味の悪さが残る。 ヌースは複雑系を瞬時に理解するという特性を持つ。 が、一応現実としては、変数が多いカオスは、時間の経過とともに指数的に可能性の空間...
上巻に引き続き、期待通り非常に良かった。 少年兵たちの出自回想シーン、そしてイエーガーたちとの戦闘シーンが壮絶すぎて強烈で、ずっと後味の悪さが残る。 ヌースは複雑系を瞬時に理解するという特性を持つ。 が、一応現実としては、変数が多いカオスは、時間の経過とともに指数的に可能性の空間が広がるため、この世では情報を保持しきれなくなる制約がある。 そのため、直前までは予測できても、遠い未来になるとどんなに高性能な計算機であろうとお手上げだ。ここの部分は創作作品ならではの疑似科学だろう。 本作だと海流の計算が当てはまる。タンパク質合成の部分も変数が多すぎる。 その点、政治的駆け引きはまだ変数が少ないため、現実味が大きい部類だ。 ヌースは、本作ではアキリとエマという姉弟が登場した。 実際にヌースたちをヌースたちたらしめている遺伝子が、どこまで顕性なのか、そして生殖遺伝子として残るかどうかが分からない。 ヌースは手足が短い、頭が重くてバランスが悪い、声帯の発達が遅いといったネガティブな部分もある描写があることから察するに、特定の病気など環境への適用にも何らかの脆弱性を持っていそうで、仮に彼ら2個体だけで種数を増やそうと思えば、近交弱性を避けられない。 彼らほどの知性があれば、遺伝子操作技術などもお手の物だろうから、十分な年齢まで生き延び、また現生人類の協力者がいればきっと遺伝子を拡大させられるだろう。 ホモサピエンス・サピエンスには、ネアンデルタール人の遺伝子も多く含まれている。 ここには数万年前にホモサピエンスとネアンデルタール人の間に交配があったことを示している。 また例えば日本人だけを見ても、縄文人の遺伝子と弥生人の遺伝子の両方を大勢が持っている。 となれば、ヌースの個体数から見ても、きっと現生人類(ホモサピエンス)とヌースの間にも交配はやがて行われ、一見には分からないような形で人類総体としての進化を伸ばしていくような未来になるんじゃなかろうか、と想像する。 本作でもゲーム理論でいうしっぺ返し戦略を取っていたし、多分直接対立するよりも程よく均衡をとるのを最適解として選んでいくんじゃないかな。 ホモサピエンスがどれだけ暴力性を素質として秘めているのか。理性で以てなんとか均衡を保っているだけで、システム1を開放すればどれだけ愚かな潰し合いに発展するかは目に見えている。 そこに目を向けさせるためにも、日本人読者を対象とした日本語の本であるからこそ、南京大虐殺、朝鮮支配時の様子、ミキヒコの狂乱と粛正、日本国内の工作員や公安警察の様子など、居心地の悪い描写を敢えてさしはさむことに意味があると思う。 単に独裁者が悪い、アメリカが悪い、武装勢力が悪いという構図にしてしまうと、敵の実態が遠くなってしまってメッセージが薄れてしまうからだ。 真摯に、自らを律する力を磨き続けることをたゆまぬようにしたいものだ。 創薬、軍事、遺伝子学、国際政治など多様な要素が入り混じった非常に心沸き立つ作品だった。
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大学生の頃の自分に読んで欲しい。 ちょうど、卒業論文を前に教授から言われた言葉 「過去の研究を踏襲し、そこに1つ自分のオリジナリティを付け足しなさい」 当時はその必要性・プロセスをよく理解できなかったし、自身の思いつきや閃きなど何の役にも立たないなどといじけていた思いがあった。 ...
大学生の頃の自分に読んで欲しい。 ちょうど、卒業論文を前に教授から言われた言葉 「過去の研究を踏襲し、そこに1つ自分のオリジナリティを付け足しなさい」 当時はその必要性・プロセスをよく理解できなかったし、自身の思いつきや閃きなど何の役にも立たないなどといじけていた思いがあった。 そんな時にこの終盤、先人への思いを馳せる研人と出逢っていたならば。そう思わずにはいられなかった。 この物語では、多くの人の(勿論人生を捧げたような先人達の努力が身を結んでいるところが多いが)積み重ねが「GIFT」という魔法を意味あるものにしました。 あの時の自分も、たとえ卒業までの間だとしても1人の研究者となっていたならば。そんな事を考えながら、研人を見守っていました。 また読み返したい。 再度このモンスター作品と対峙した時、私は何を感じ、何を思うのだろうか。 挙げたらキリが無いくらいに溢れる見せ場のオンパレードを共に楽しみましょう。
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