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2023 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫
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2023 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫

西澤保彦(著者), 米澤穂信(著者), 浅倉秋成(著者), 鵜林伸也(著者), 川瀬七緒(著者), 北山猛邦(著者), 櫻田智也(著者), 日本推理作家協会(編者)

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2023 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2026/04/15
JAN 9784065425794

2023 ザ・ベストミステリーズ

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2026/07/13
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2023年に発表された短編推理小説の中から日本推理作家協会が厳選した7編という触れ込み。 だが、私には「厳選」する基準が「奇抜」という視点に偏り過ぎている気がして、読むに耐えない作品が多々あった。 特に最悪の作品だと感じて、不快感でいっぱいになったのが「ファーストが裏切った」という作品。 二軍生活を送っていたプロ野球選手が、一軍に抜擢され、代打でヒットを打ち、ファーストの守備につくが、とんでもない利敵行為を繰り返すというストーリー。 どこかで、納得できる仕掛けがあるのかという僅かな期待を持って読み続けたが、それも裏切られた。 「倫敦スコーンの謎」は、家庭科の調理実習で作ったスコーンが生焼けだったことに関し、担当した女子生徒が完璧な手順を踏んでいたことから、失敗した謎を探るというもの。 専門的な調理手順の話がこれでもかと続き、こんな話を聞きたくて、この本を読んだのではないという嫌悪感が湧き、ラストまで読み切れなかった。 「ベッドの下でタップダンスを」は、勤務先の社長宅で、その妻と浮気中の間男社員が、急に帰宅した社長と鉢合わせする話。 ベッドの下に隠れ、社員との持久戦になり、間男社員が寝てしまい、気づくとベッドの上で社長が死体になっていたという展開。 社長の妻は、多淫癖があり、社長の死をむしろ喜ぶというような能天気なストーリー。 ホテルでの挙式の直後、新郎が殺されていた未解決事件に絡み、今度は再婚していた妻が殺されるという「異分子の彼女」、砂漠の街にあった秘密カジノで大儲けした男が街を見下ろす小屋で一夜を明かすと、街が跡形もなく消えていたという「神の光」も突飛過ぎる展開で、つまらなかった。 ある程度、推理小説としての醍醐味を感じたのは、「美しさの定義」と「赤の追憶」の2作品。 「美しさの定義」は、警察の依頼で10年前に起きた服飾学校の生徒の刺殺事件に向き合う服飾ブローカーの推理を描く。 培った服飾の知識と特異な洞察能力で事件を解決する過程が面白く感じた。ミシン内部に残るほこりとゴミの分析など専門的な描写にはついていけない部分もあったが、本格的な推理ドラマにはなっている。 「赤の追憶」は、昆虫好きの風来坊が、ちょっとした誤解から訪れた花屋で、その店主と話し込み、最後に店主の錯誤を曝き、指摘するという展開。 この作品の良いところは、心がほのかに温かくなるようなヒューマンな作品である点。7編の中では、一番、読後感が良かった。

Posted by ブクログ

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