商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2026/04/11 |
| JAN | 9784480440891 |
- 書籍
- 文庫
積読こそが完全な読書術である
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積読こそが完全な読書術である
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商品レビュー
3.9
21件のお客様レビュー
積読を許容する、読み終わってホッとする本。 情報の濁流の中で自分なりのビオトープを作る、積読環境を構築することが大切ということ、ビオトープという言葉が幾度となく登場する。情報の濁流は本だけでなくさまざまなコンテンツが常に更新され続けていて、しかも押し寄せてくる。これに抗うことはほ...
積読を許容する、読み終わってホッとする本。 情報の濁流の中で自分なりのビオトープを作る、積読環境を構築することが大切ということ、ビオトープという言葉が幾度となく登場する。情報の濁流は本だけでなくさまざまなコンテンツが常に更新され続けていて、しかも押し寄せてくる。これに抗うことはほぼ不可能で本の世界だけでも出版されるもの全てを読み尽くすことなんて不可能な訳です。だからこそ自分なりのビオトープ、つまりはテーマをもって読書することが大切だと説いています。 著者の永田氏は「本は買って積みなさい」と本書の至るところで力説してくださっています。いつか読みたくなった時に手許にあるのは自分なりのビオトープを構築するうえでも無駄ではないと確信できる作品です。 数々の読書術や読書論の本を読んできましたが、後半にかかるにつけ本書の展開はなかなか難しいと感じました。再読することでより深く理解できる本だと思います。
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現在は、個人が到底把握しきれないほどの情報があふれる時代である。書籍も例外ではなく、新刊や話題書が次々と現れ、私たちは何を読むべきか、どの本から手に取るべきかに常に迷わされている。その結果、自分の関心よりも流行や他者の評価に左右された、他律的な読書に陥りがちである。 このような状...
現在は、個人が到底把握しきれないほどの情報があふれる時代である。書籍も例外ではなく、新刊や話題書が次々と現れ、私たちは何を読むべきか、どの本から手に取るべきかに常に迷わされている。その結果、自分の関心よりも流行や他者の評価に左右された、他律的な読書に陥りがちである。 このような状況に対して、著者の永田希は積極的に「積読」を行うことを提唱する。膨大な情報の流れに流されないためには、自分の周囲に意識的に本を集め、あたかもビオトープのような読書環境を作ることが必要だという。その環境を育て、手入れする行為こそが、自律的な積読なのである。 一般に積読とは、本を買ったまま読まずに積み上げている状態を指す。しかし本書でいう積読は、そのような単純な意味ではない。私たちはしばしば、「その本を最後まで読んで理解した」か、「まったく読んでいない」かという二元論で読書を考えがちである。だが実際には、目次やあとがきを眺めただけの本、読了したものの十分には理解できなかった本、以前読んだが内容を忘れてしまった本など、読書の状態にはさまざまな段階が存在する。 著者によれば、それらはすべて「読んでいる」状態であり、同時にまだ未知の部分を残しているという意味で「積読」の状態でもある。読了したからといって、その本を完全に理解し尽くしたと考えるのは、人間の理解力を過信し、本というメディアの奥深さを過小評価することにつながる。 本書を読んで特に印象に残ったのは、「積読は怠慢ではなく、読書のための環境づくりである」という考え方である。私はこれまで未読本が増えることに多少の後ろめたさを感じていた。しかし、本棚に並ぶ未読本もまた将来の自分との出会いを待つ存在であり、読書環境を豊かにする一部なのだと気づかされた。 人は本を完全に理解することはできない。しかし本そのものは、私たちの理解を超えて存在し続ける。だからこそ、本を身近に置き続けることには意味がある。本書は、読書を「消費」ではなく「共存」として捉え直す視点を与えてくれる一冊であった。
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三宅香帆さんがお勧めしていて、最近本好きと共感したい気持ちが強いので、本屋で見かけて購入。 意外と読書について書かれた本は多いらしく、いろいろな先人の知見に基づいて書かれていた。 全てを読んで理解するのは不可能、という前提に立ち、積読OKとする本書は、自分のペースで読みはじめ...
三宅香帆さんがお勧めしていて、最近本好きと共感したい気持ちが強いので、本屋で見かけて購入。 意外と読書について書かれた本は多いらしく、いろいろな先人の知見に基づいて書かれていた。 全てを読んで理解するのは不可能、という前提に立ち、積読OKとする本書は、自分のペースで読みはじめて、気軽に本を読むことができるようになり、今の自分の血肉にできるところのみを吸収できている気がする、最近の自分の感覚にフィットした。 ただそれ以上でもそれ以下でもなく、やはり共感するものよりはダイレクトに自分の血肉になるような本の方が興奮することを改めて感じた。
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