商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2026/03/24 |
| JAN | 9784122077768 |
- 書籍
- 文庫
バーナビー・ラッジ(上)
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バーナビー・ラッジ(上)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
2026/5/10読了 英文豪ディケンズの推理小説的な歴史小説、ということで「これは買いだ!」と購入したは良かったが、上下各巻600頁級の分厚さに1500円という一昔前の単行本のようなお値段。中を見れば、説明がびっしり書き込まれた主要登場一覧に、矢印錯綜しまくりの人物相関図、更に...
2026/5/10読了 英文豪ディケンズの推理小説的な歴史小説、ということで「これは買いだ!」と購入したは良かったが、上下各巻600頁級の分厚さに1500円という一昔前の単行本のようなお値段。中を見れば、説明がびっしり書き込まれた主要登場一覧に、矢印錯綜しまくりの人物相関図、更にはこれまた番号振りまくりの関連地図が付いているという、ゴリゴリの本格ミステリでもそうはお目に掛からない物々しさ。これは相手を間違えたか、と映画の中でJ・ステイサムに喧嘩を売った愚を悟った時にはもう手遅れのチンピラみたいな気分になったが、読んでみれば軽妙な文章(訳文の巧みさというものなのだろう)、ウィットに富んだ形容も愉しく、意外に読み易かった。但し前述の通りのボリュームで、頁をめくれどもなかなか残りが減らないし、クセ強キャラ達の面倒臭い言動に最初は笑っていられたが段々食傷気味になる(念の為に付け加えると、「こんな奴らに負けるな!」と応援したくなるくらい普通の人たちも出て来ます)。お陰でタイトルにまでなっているThe主人公な筈のバーナビーは、作中でなかなかにエキセントリックな言動を取っているが、それでも影薄め。上巻終了の現時点で誰が主役かと訊かれたら、いちばん物語に絡んで引っ張っている、ヴァーデン親方と答えたくなる。〈ゴードン騒乱〉首謀者のゴードン卿も、物語開始から5年経過した上巻終盤で漸く登場。しかもバーナビーはこの時点で行方不明――ここから歴史上の大事件にどうやって関わるのか? そもそも殺人事件の話ってどうなった? という所で下巻に続く。 しかし、ゴードン卿が率いる《プロテスタント連盟》の勢力拡大の過程が、ビラをSNSに換えただけで、既視感ありまくりの光景になって、とても本作が250年も前の話とは思えない……。
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