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拝啓、在りし日に咲く花たちへ(3) MFC
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拝啓、在りし日に咲く花たちへ(3) MFC

五十嵐純(著者)

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拝啓、在りし日に咲く花たちへ(3) MFC

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2026/03/23
JAN 9784046600691

拝啓、在りし日に咲く花たちへ(3)

¥880

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2026/03/26

前巻のあの引きからどうやって現在の穏やかな沙頼へと繋がるのかと気になっていただけに、11話冒頭の何とも普通に恋人の距離感をしている沙頼と瑞喜に疑問を感じずにいられなかった。けど、あの引きの続きが描かれた事で色々と納得させられたよ…。やっぱりこの作者さんは『ドミナント』を描いた方な...

前巻のあの引きからどうやって現在の穏やかな沙頼へと繋がるのかと気になっていただけに、11話冒頭の何とも普通に恋人の距離感をしている沙頼と瑞喜に疑問を感じずにいられなかった。けど、あの引きの続きが描かれた事で色々と納得させられたよ…。やっぱりこの作者さんは『ドミナント』を描いた方なんだなぁ…なんて改めて思い知らされたよね…… 現在における沙頼と瑞喜は本当に普通の恋人模様。それこそかすみと晴世にとって良い手本となりそうなくらいに でも、二人の関係が周囲に見せない”秘密”を元手に始まったのなら、同じくエスをしているかすみと晴世相手であろうと全ての秘密を見せるとは限らなかったわけだ かすみと晴世は年齢差を引っ繰り返すという一種の倒錯を見せた。対して沙頼と瑞喜は相手に与えた消えない傷こそが愛の証となるのか… 特に沙頼の豹変は瑞喜以上に凄まじかったな…。彼女は瑞喜の甘ったるい可愛さに惹かれた筈だった。なのに他人に決して見せる事が無いだろうグツグツとした仄暗さに沙頼は魅せられてしまったわけだ そして同様に瑞喜の方もこんな手酷い事をやらかした自分を愛してくれる沙頼に魅せられてしまった感じかな 結局、二人は同じ大学には行かなかった。けれど誰にも見せる事のない”秘密”が二人を大学なんてちっぽけな価値なのだと思わせる程の愛で包んでいるように思えたよ…… 今巻において出番は少なかったけど、かすみと晴世は以前よりも仲を深められた印象 前巻においてはエスの関係性に憧れオママゴトのような雰囲気すらあった晴世、自分と晴世の意識差を認識していしまうが為に何処か晴世に対して奥手なかすみ。エスの先輩に出逢い、そして生じかけていた擦れ違いを正しく埋められた事で以前よりもエスとして、又はそれ以上に近付けたような 心の内ではこの関係を「子どもじみた願い」と感じていた晴世がかすみとの関係をもっと続けたいと感じるようになったのは大きな進展であり変化だよね また、更に積極的と成った晴世の言動にかすみの方はもっと先を思わせる反応を返している様子に思わずニマニマしてしまう… 他方で気になるのは晴世の願望とかすみの受け止め方かなぁ… 晴世はエスにおける”お姉様”役をしながら、大人になる自分を夢想している。そこにあるのは変わりたい、又は変わらなければならないという焦燥感か だとしたら、そんな晴世に「変わらなくたって私はずっとあなたが好きだからね」と今の晴世も変われずに終わるかも知れない晴世をも肯定したかすみの言葉は彼女を安心させるものでありつつ、将来的に二人の道は交わらないものになるかも知れないという予感を覚えさせるものになったような…… 沙頼と瑞喜より前に手紙を見付けていた佳代子が語るのはかすみや晴世とはまた別のタイプの文通交際か 友達が欲しいという生徒会の立場では対処が難しい意見書、佳代子は”ゆうれい”に成る事でミアに応え始めるわけだけど、特別な優しさからミアと付き合い始めたわけではないね ただ、かつて遣る瀬無い体験をした自分と重ねて、自分を助けるようなつもりでミアと向き合った。それは佳代子が考えている以上にミアの環境を変えるものとなり、そして想像していたよりも佳代子に寂しさを覚えさせるものとなったようで ミアは当初の願い通り寂しい状態ではなく成った。でも、何度も心通わせたミアと自分は全くの知り合いではない。それは佳代子に寂しさを覚えさせてしまうものに成るね だとしたら、芸能人というより遠くの存在に成った彼女を応援していたのはそういった寂しさを埋める代替行為だったのかもしれない それだけにあの擦れ違いにしかならないような一瞬でミアを佳代子を思い出して繋ぎ止めたシーンには興奮させられましたよ! 手紙の遣り取りだけをしている頃には話し掛けられなかった。それが手を握るどころか抱き締めたミアの大胆さに現れる本気の想いには驚かされたよね …ただ、そんな大胆なミアを前にしても佳代子の方はニブチンなようで(笑) そういった鈍感さを突き抜けるような積極性をミアが出した時、二人の関係はどのように変わるのかと期待してしまいますよ…!

Posted by ブクログ

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