商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文芸社 |
| 発売年月日 | 2026/03/01 |
| JAN | 9784286274478 |
- 書籍
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雪望台からずっと~All along Snow-lodge~
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雪望台からずっと~All along Snow-lodge~
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商品レビュー
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迷宮図書館。 おそらく、すべての本好きの琴線に触れるであろう場所。 でも、そこにあるのは決して優しい物語ばかりではないのだ…… 『雪望台からずっと All along Snow-Lodge』タケゾウ 私の大好きな本のひとつに、 カルロス・ルイス・サフォン著『風の影』がある...
迷宮図書館。 おそらく、すべての本好きの琴線に触れるであろう場所。 でも、そこにあるのは決して優しい物語ばかりではないのだ…… 『雪望台からずっと All along Snow-Lodge』タケゾウ 私の大好きな本のひとつに、 カルロス・ルイス・サフォン著『風の影』がある。 1945年のスペイン・バルセロナを舞台にした作品で、 そのなかには「忘れられた本の墓場」という場所が出てくる。 タケゾウさんのデビュー作『雪望台からずっと』を読んで、 私はあの、静かな本の海をたゆたうような感覚を思い出した。 元教師の主人公は、訳あって 雪深い山小屋〈雪望台〉で暮らしている。 一見すると現代を舞台にした物語のようでいて、 過去と幻想がとろりと混ざり合っていく、 まるで白昼夢のような物語だった。 新月の夜にだけ開く「迷宮図書館」の地下の扉。 そこへ入っていく、頭巾を被った謎の男たち。 因果応報ともいうべき生贄人形。 このくだりは、かなり恐ろしい。 そして、現代へと緩やかにつながっていく戦時中の出来事。 ✧ 本書には、さまざまな「愛」の形が描かれている。 男女の愛、自己愛、憐憫、金銭欲。 どの感情も、どこか哀しみと喪失を帯びているのが印象的だった。 主人公が夢のなかで読んだ本の物語も、 歪で、恐ろしくて、ひどく記憶に残っている。 「白い仮面の王国」にある、正義を隠れ蓑にした残酷さ。 さまざまなモチーフが織り込まれている作品だけれど、 決して散らかった印象はなく、 その本質はただひとつ、 「喪失と再生」の物語だったのだと思う。
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