商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/12/23 |
| JAN | 9784102057063 |
- 書籍
- 文庫
彼女の思い出/逆さまの森
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彼女の思い出/逆さまの森
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商品レビュー
4
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ライ麦畑でつかまえて、ナイン・ストーリーズでおなじみサリンジャーの短編。 9本の短編が収録されていますが1〜8編までは10〜20ページと短め、ラストの「逆さまの森」は中編。 ナイン・ストーリーズと比べると時代背景に戦争を色濃く感じさせる暗めの作品が多いかな。 「二人の問題」...
ライ麦畑でつかまえて、ナイン・ストーリーズでおなじみサリンジャーの短編。 9本の短編が収録されていますが1〜8編までは10〜20ページと短め、ラストの「逆さまの森」は中編。 ナイン・ストーリーズと比べると時代背景に戦争を色濃く感じさせる暗めの作品が多いかな。 「二人の問題」より気に入った部分を抜粋。 「電話に出たとき、ママったらヘアネットをかぶってたの。それをみて、だめだなって思ったの。つまり、ママがヘアネットをかぶって笑っちゃう格好になってるのを、あらためてみてね、ここにいてもしょうがないってわかった。つまり、この家にいてもしょうがないって」 たまんないよね。訳者がお上手なのかもしれませんがこんな文章書こうと思っても無理。 あらためてサリンジャーは素晴らしい!
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サリンジャーが20代の頃に執筆した短編および中編集。 ライ麦畑に代表されるコールフィールド家や、フラニーとズーイに代表されるグラース家を扱ったものではない、独立した9篇の物語。 サリンジャーが描く物語の多くは、どちらかというと若者からほとばしるフレッシュなエネルギーであったり、あ...
サリンジャーが20代の頃に執筆した短編および中編集。 ライ麦畑に代表されるコールフィールド家や、フラニーとズーイに代表されるグラース家を扱ったものではない、独立した9篇の物語。 サリンジャーが描く物語の多くは、どちらかというと若者からほとばしるフレッシュなエネルギーであったり、あるいは若者特有の苦悩を扱うものが多い。 だから20代のサリンジャーでも40代のサリンジャーでも、文章から感じられる瑞々しさはそんなに変わらない。 そして語り口や展開の巧妙さはやはり天賦の才。 20代らしい若干の尖った実験的な表現は散見されるものの鼻につくほどではなく、全体的にさすがだわと唸らずにいられない。 天才が残す独特の読後の余韻が9篇すべてについてくる。もやもやするし、切ないし、そして怖い。 とりわけ表題作の一つ、唯一の中編である「逆さまの森」の不気味さ。 物語を読んでいる間中、心に漂う奇妙な余白。不気味な余白をずっと作り続けたまま物語を展開させる。 別にホラーではない。でもすごく怖い。すごく怖いけどすごく面白い。文章力というよりも、ストーリーテリングの力なのかな。 ここで対比したくなるのが、おなじように筆者の若かりし頃の短編集として世に出た、おなじく天才カポーティの「ここから世界が始まる」。 天才カポーティも、若い頃から天才だったという触れ込みではあるものの、実際読んでみるとたしかに技術は尖っている。天才の片鱗はある。 しかし面白いのかというと、とても微妙。なんとなく「おれ、こんな技術あるぜすごいぜ」という若者らしいアピールが気になってしまう。 もちろん成熟したカポーティの圧倒的な筆力と想像力は稀代のものであることは万人が認めるところではある。 ただし、純粋に互いの若かりし頃の作品を並べてみると、ここは若かりしサリンジャーに軍配があがるかなと思う。 要するに、この9編はどれも良作であり面白い。 サリンジャーのファンブックではない。普通の作品として、佳作揃いなのである。 そして繰り返しになるが、「逆さまの森」に至っては傑作である。
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学生時代に大好きだったサリンジャー。若いころの未発表作品を金原瑞人さんが訳した。お気に入りのサリンジャーと金原瑞人さんなので、当然のように読んだ。そうだった、サリンジャーってこんな感じだったと、なつかしさのような感じを抱いた。 表題の2作品が、特に良かった。
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