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なんだか聞いたことない作家だなと思ったらそれもそのはず初邦訳の作家だそうな。 内容としては、保険金殺人もの。 病気で夫を失くしたベントン夫人は保険金をもらうため保険会社へと向かう。そこで審査を行ったリングゴールドはその夫人にどこか見覚えがあり…… そのかすかな疑惑から調査を行っ...
なんだか聞いたことない作家だなと思ったらそれもそのはず初邦訳の作家だそうな。 内容としては、保険金殺人もの。 病気で夫を失くしたベントン夫人は保険金をもらうため保険会社へと向かう。そこで審査を行ったリングゴールドはその夫人にどこか見覚えがあり…… そのかすかな疑惑から調査を行っていくと、ベントン夫人が保険金殺人を行ったのではと疑惑が持ち上がる。 犯罪学者のゲルパを探偵役として僅かな証拠から保険金殺人の全貌を明かしていくのだが、時代なのかわからないがその行程がなかなかにのんびりしている。 登場人物も多く、語り手が行間も挟まずコロコロ変わるため読みやすいとは言いにくい。 徐々に明らかになっていく驚きの事実や展開は引きがうまいこともあって面白いのだが、肝の部分であるベントン夫人の正体やトリックに関しては個人的には反則感が否めなかった。 全体としては良い具合のクラシックミステリではあるのでこの手のジャンルが好きなら読んでも損はしないかなと。 それにせっかく初邦訳と相成ったわけなのだがら是非本作以外も読んでみたいと思うので、論創社さんには頑張っていただきたい。
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