商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/11/14 |
| JAN | 9784065412282 |
- 書籍
- 文庫
13階段 新装版
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商品レビュー
4.2
27件のお客様レビュー
非常に重たい気分になるが、同時にとても面白い小説だった。さすが高野和明さん。 きっとひとつたしかなことは、正義の執行は自然人の救済を約束するものではないということで、しかし正義を執行しなければ世界は崩壊するということ。素晴らしい小説だったけれど、もう一度読み直すことはしたくない(...
非常に重たい気分になるが、同時にとても面白い小説だった。さすが高野和明さん。 きっとひとつたしかなことは、正義の執行は自然人の救済を約束するものではないということで、しかし正義を執行しなければ世界は崩壊するということ。素晴らしい小説だったけれど、もう一度読み直すことはしたくない(笑)
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『ジェノサイド』とはまったく違うテーマで、同じ作者とは思えないくらい印象の違う作品だった。 法や死刑制度についてかなり丁寧に調べられていて、単純にミステリとして面白いだけではなく、人が人を裁くことの難しさや、冤罪の可能性がある中で取り返しのつかない刑を執行する怖さまで考えさせら...
『ジェノサイド』とはまったく違うテーマで、同じ作者とは思えないくらい印象の違う作品だった。 法や死刑制度についてかなり丁寧に調べられていて、単純にミステリとして面白いだけではなく、人が人を裁くことの難しさや、冤罪の可能性がある中で取り返しのつかない刑を執行する怖さまで考えさせられた。 特に印象に残ったのは、死刑制度を死刑囚だけの問題として描いていないところ。刑を執行する刑務官もまた、その制度の中にいる一人の人間なんだと強く感じた。死刑執行の場面は他の作品でも見たことがあるけれど、ここまで生々しく、臨場感を持って読んだことはなかった。刑務官に感情移入して、自分も同じ場所からその死刑囚を見ているような感覚になった。 また、罪を犯した人間をその罪だけで決めてしまっていいのか、償うということは何なのか、裁判で確定したことと本当の真実は必ずしも同じなのか、という部分もこの作品の重要なテーマだったと思う。 死刑制度の是非について単純な答えを出すのではなく、その制度に関わる人たちを描くことで、「人間が人間を裁くとはどういうことなのか」を読者自身に考えさせる作品だった。 派手さでは『ジェノサイド』とは全然違うけれど、現実の制度をここまで物語として読ませて、しかも人間の感情まで強く残すのは、やっぱり高野和明の文章力だと思った。 10段階評価: 8点
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- ネタバレ
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...なんか想像してた作品よりだいぶシリアスな話でまだ心が追いつかないんだけど...。 ジワジワとタイムリミットが迫ってくる緊迫感ともどかしさにこちらまで苦しくなったし、最後の展開の早さに眩暈がしそうだった。 一体どこで止められるんだろう?この負の連鎖は。解決したのにとても虚しい気持ちになった。真犯人のためにこれだけの人が巻き込まれて、巻き込まれた人のことを司法は救えるのか?
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