商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/10/31 |
| JAN | 9784488020309 |
- 書籍
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狼少年ABC
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狼少年ABC
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商品レビュー
4
33件のお客様レビュー
『叫びと祈り』が好きすぎて期待しすぎてしまった。雰囲気は同じ、でも展開が読めてしまう。 ・美しい雪の物語 そうなるだろうな……と思ったとおりそうなった。ダブルミーニングのラストは好き。 ・重力と飛翔 恋愛の絡まない切ない青春でよかった。ミステリにするために展開に無理がある気はす...
『叫びと祈り』が好きすぎて期待しすぎてしまった。雰囲気は同じ、でも展開が読めてしまう。 ・美しい雪の物語 そうなるだろうな……と思ったとおりそうなった。ダブルミーニングのラストは好き。 ・重力と飛翔 恋愛の絡まない切ない青春でよかった。ミステリにするために展開に無理がある気はする。 ・狼少年ABC これが表題作、と思うと期待を超えてくれなかったという印象。あもう、れみお を一度でも検索したら終わりだった。紛い物のMだよ、のつくりは好き。 ・スプリング・ハズ・カム 結局これが圧倒的に良かった。これだけなら★5。わかっていても読み返して驚かされるし、ミステリ風青春ではなく青春ミステリ(ただし語り手は30代)と言えるのはこれだけでは。この短編が単行本化されただけでもよかったのかも。
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2026年7月読了。 読後の余韻が心地よい優しいミステリー短編集。初読みの作家だが、繊細な情感あふれる筆致が良かった。 「美しい雪の物語」は、日記に描かれる男女がその後どうなったかを推理する。一面のコナ・スノーが作る景色の美しさや南国の穏やかな空気が感じられる良作だった。紙...
2026年7月読了。 読後の余韻が心地よい優しいミステリー短編集。初読みの作家だが、繊細な情感あふれる筆致が良かった。 「美しい雪の物語」は、日記に描かれる男女がその後どうなったかを推理する。一面のコナ・スノーが作る景色の美しさや南国の穏やかな空気が感じられる良作だった。紙袋に幸福の釣り針を描く少年のキャラクターも良く、人情味あふれるハワイの気風を感じる。語られる謎は小粒ながら作品に込められた思いが温かく伝わってきて心地よかった。 「重力と飛翔」は少年同士の友情の描き方が良かった。亡くなった少年が遺した謎の写真の意味を推理するのだが、その過程で彼の真意に思いを馳せていく。ただの映画好きのクラスメイトだった存在が、自分にとって大切な存在だったと気づいていくところが良い。 「狼少年ABC」はユニークな謎が興味深かった。喋る狼を見たという記憶の正体を探るのだが、小さな謎が大きな真相に結びついていくところが面白い。カナダの奥地で野生の狼を探す大学生三人組というシチュエーションが特に好みだった。何者になるか不安定なマージナルマンの彼らが狼探索を通して自分を見つけていくのが素敵だ。 「スプリング・ハズ・カム」は青春の色が濃く描かれた作品だ。15年越しに集まった高校の同窓会で、誰が卒業式でオリジナル応援歌のCDを流したのかを推理する。衆人環視密室からの脱出を扱っていて、四篇の中では一番推理小説らしい作品だが、でてくるロジックがあまり推理小説らしくない。
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どこまでも優しい小説だと感じた。悪意を持った人は描かれず、皆優しい。特に表題作である狼少年ABCでは「幼い頃に狼が喋ったのを聞いた」事を、実に論理的に解き明かして優しく見守る。 特に大袈裟なシーンがある訳ではないが、心動かされる小説だった。
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