商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/10/20 |
| JAN | 9784087448221 |
- 書籍
- 文庫
チンギス紀(十三)
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チンギス紀(十三)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
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チンギス紀13 陽炎を読んだ。 地図が一気に広がった1巻だった。 ・西では、ホラムズ国との戦が本格的に始まろうとしている。マルガーシと共に成長してきたジャラールッディーンの、初陣と言えるような大きな戦の行く末が楽しみだ。また、マルガーシは戦うべき相手として明確にチンギスを意識している。その視線をチンギス自身が知った時、チンギスがどのような反応を示すのか。ジャムカファンの私としては目が離せない。 ・ホラムズとの戦に入る前に、あっという間に西遼を併合した。ジェベの戦は見事。フスオルドやカシュガルがモンゴル国に加わった訳だが、ここに来てかつての盟友ジャカガンボが育てたタビュアン、その周辺人物のアサンが大きく生きてきた。彼らがモンゴル国の交易発展に大きく寄与すると予想していたが、今はモンゴル軍への兵站という形で生きてきそうだった。西域に大きく展開する戦の中で、アサンを中心とする確固たる兵站元があるのは非常に意味を持つ。テムジン率いる軍は、兵站を大切にして強さを保ってきたからね。1度別れたジャカガンボとチンギスの人生は、ここで1度交錯したと言える。 ・南の世界が大きく広がり始めている。タルグダイが育てたトーリオは、船で岳都(今のベトナム?タイ?そのあたり)まで到達した。予想より広がってるし、広がりすぎてモンゴル国との繋がりが見えづらくなってる。ここから交錯する瞬間があるのか?北方謙三の手腕に期待。 ・旧金国領で完顔遠理の罠にハマり、テムゲが深傷を負い、ボロクルが死んだ。チンギスが西域で大きな戦を戦う最中、背後になる旧金国領でモンゴルの統治が乱れているのは、地政学の鉄則からいえばかなり危険。西域での戦にも影響を及ぼすのか。 ・新たな人物でいえば、ヤルダムの大きな才能が示され始めた1巻だった。耶律楚材、タビュアンらと協力して、軍人に収まらない才能を発揮していく様は痛快。
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※このレビューにはネタバレを含みます
あくまでもエンタメ小説ではあるが、個人的にモンゴル帝国成立の歴史とか、西アジアの国々とかをほとんど認識してなかったので、チンギス紀はとても勉強になる。ホラズムシャー国って名前も知らんかったくらいなので。今回はそことの戦争前夜の準備巻。ジャムカの息子のマルガーシが加わって強いような弱いようなホラズム国だが、対決が次巻ということで楽しみ。金国のワンヤン氏のエピソードの方も気になるところ。
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マルガーシの父親のジャムカは、戦ではチンギス・カンを上回っていたかもしれない、とテムル・メルクは考えていた。 草原の戦を分析すればするほど、ジャムカという武将の凄味はわかった。 ただ、チンギス・カンと較べて、ジャムカには足りないものが間違いなくあった。 国を作りあげていく...
マルガーシの父親のジャムカは、戦ではチンギス・カンを上回っていたかもしれない、とテムル・メルクは考えていた。 草原の戦を分析すればするほど、ジャムカという武将の凄味はわかった。 ただ、チンギス・カンと較べて、ジャムカには足りないものが間違いなくあった。 国を作りあげていく力だ。それは軍を作りあげる力とも同じだった。 (略) チンギス・カンが、何度かぎりぎりのところまで追いつめられたのは、ジャムカの精鋭の力だったのだろう。 しかし闘うたびに、チンギス・カンの軍は堅固になり、ジャムカの軍は精鋭だけになっていった、とテムル・メリクには見えた。 「戦は、強さだけで決まるものではないな。なにか、別のものが作用する。マルガーシ殿とぶつかって、俺はいつもそう思った」(367p) モンゴル国の版図は、今や金国、西夏、西陵を飲み込み、西の大国ホラズム国に迫りつつあった。テムジンは最初から鉄の産出に拘り、ボオルチェは兵站の道をつくってきた。そのモンゴル国の勢いに飲み込まれる前に、ホラズム国は叛旗の狼煙をあげたのである。ホラズム40万とモンゴル15万が、サマルカンドを目指そうとしていた。チンギス紀、おそらく最大の戦いの準備の巻になっている。 ⸺大地が揺れていた。 丘も草も、木立や岩も、陽炎(かげろう)の中にあった。 チンギス紀1巻の冒頭文である。 毛仙光・ボロクル 或金国文官戦中に於いて独り死す 元金国福興元帥の部下頭良く頑固 元同僚耶律楚材と同じく兵站を担 汗弟テムゲ将軍自ら毛の拷問を担 毛身体精神毀行即ち非人傀儡と化 テムゲ将軍心鬼将に金国軍を罠す 完顔遠理金将軍即ち罠を返し策す ボロクル蒙将軍嘗て戦場の孤児也 テムゲが拾いあげて母営地で育つ テムゲの九死を拾い上げて戦死す 毛之死は愚也ボロクル之死は可悲
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