商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2025/10/10 |
| JAN | 9784480440617 |
- 書籍
- 文庫
リチャード・ブローティガン
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リチャード・ブローティガン
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
リチャード・ブローティガンをひととおり読み終わったあとにさ、これをさ、読んでさ、またリチャード・ブローティガンをひととおり読むワケ 「物語を書くことの目的の一つは、「名もない」と一括される人びとの名を固有名詞にして呼び戻し、かれらの声を回復することにあると、わたしは思う。」(p...
リチャード・ブローティガンをひととおり読み終わったあとにさ、これをさ、読んでさ、またリチャード・ブローティガンをひととおり読むワケ 「物語を書くことの目的の一つは、「名もない」と一括される人びとの名を固有名詞にして呼び戻し、かれらの声を回復することにあると、わたしは思う。」(p.159)
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単に短編集だからという理由で『芝生の復習』を読んでから気になっていたリチャード・ブローディガン。1984年9月に亡くなったが、私自身が翌月10月生まれなのでより気になり、読むことでどんな人物だったのか、意外にも日本に縁のある人だったことなど知れた。 「生い立ちや社会への憤りと疎...
単に短編集だからという理由で『芝生の復習』を読んでから気になっていたリチャード・ブローディガン。1984年9月に亡くなったが、私自身が翌月10月生まれなのでより気になり、読むことでどんな人物だったのか、意外にも日本に縁のある人だったことなど知れた。 「生い立ちや社会への憤りと疎外感から自由になれなかったブローディガンは、周囲の者の感傷的な楽しみをあざけった。どこにも属していないこと、家族と呼べる人がいないことを誇りにしているようだった。」 代表作である『アメリカの鱒釣り』や『西瓜糖の世界』をまだ読んでおらず、これを機に手に取ろうと思う。
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『…散弾銃を手にして、ぼくはよく鹿狩りにいったんだ。でも、とつぜん狩猟がいやになってね。退屈なある日、図書館というところへ初めて行ってみたよ。そこで文学というものがあることを発見したのさ。びっくりしたな、あのときは』(文学との最初の出会い) 本書はブローティガンの死を起点に、娘...
『…散弾銃を手にして、ぼくはよく鹿狩りにいったんだ。でも、とつぜん狩猟がいやになってね。退屈なある日、図書館というところへ初めて行ってみたよ。そこで文学というものがあることを発見したのさ。びっくりしたな、あのときは』(文学との最初の出会い) 本書はブローティガンの死を起点に、娘さんご本人とのインタビューやブローティガンと交流のあった人たちの証言を交えながら、彼自ら“呪われた地”と書いた太平洋岸北西部で過ごした少年時代へとその人生を遡ってゆく。その途中あらわれる風景と彼の作品にあらわれる情景とを重ね合わせながら、作品の解題がなされている。作品を翻訳するためーーだけではないのだろうけど、翻訳者さんは著者の出自、背景、影響を受けた作家や出来事まで調べ、考慮した上でお仕事をなさっているのだということに改めて気がつくことになった本でもあった。 本書の何よりの魅力は、藤本さんご自身とブローティガンとの思い出や、二人の間でなされた会話がたくさん引用されていること。ⅰ章後半の「鮭のスフレでも」では、藤本さんが『アメリカの鱒釣り』という作品と出会い翻訳を手掛けることになるまでの経緯と、さらにその後ブローティガン本人に偶然出会った際の顛末が語られる。その情景は、面白いほどブローティガンの掌編じみていて、シュールで、不思議と愛おしい。 『東京モンタナ急行』読んでみたいな…。
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