商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/09/25 |
| JAN | 9784104346097 |
- 書籍
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商品レビュー
3
76件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルを見てまず「どういうこと?」と思いました。 納得いく診断を求めて医者を渡り歩くことをドクターショッピングといいますが、その行動になぞらえて納得いく(?)神様を求めてあちこち行くことを本書ではそう呼んでいるということのようでした。なるほど。 全8話の短編は全て世界のあちこちへ神様を求めて行くお話。その動機や場所や神様はそれぞれだけど、やむにやまれず求めに行くのは同じ。 信心深くなくとも神様なんて信じてなくても、生きてたら何かにすがりたくなることはままあります。そういう時神様は確かに都合がよい。 寄りかかることもお願いすることも非難することもできる存在ってそうそうない気もするし。 本書を読むと「そんなところが世界にはあるのか」というようなところも出てきます。落ちそうで落ちないぴかぴかの岩とか。 話は創作だけれども出てくる場所はきっと本当にあるところなのではと思いました。確認したわけではないんですが、角田さんはものすごく海外を旅してこられた人だから。 神様に祈るその願いが欲そのものであるのは誰しも当然としても、それぞれの短編の主人公たちが願う願い事の内容が、ほとんど人には言いたくないような、あるいは絶対に言えないような後ろ暗いものが多いところが、とても面白さを増しているポイントのように思います。 清々しくないのがいい(笑) 人が普段直視したくないところを微細に描き出すのが本当に手練れ。 「モンゴルの蓋」が好きですね。 でも気持ちがよくわかるのが「絶望退治」かなぁ。切りたくても切れない縁というものに自分も悩まされてきたので本当にその絶望感よくわかる。「聖なる濁った川」は作中にも出てくるけれども遠藤周作先生の「深い河」を思い出します。ガンジス川に頭まで潜ったあと熱出したと書いてたのはどの作家さんだったろう?などと思い出しつつ日本人にはハードル高いなと思いました。信仰の力があれば潜れてしまうのだろうか…。 全部創作というわけではなくて、どれか一編や二編くらいは全部本当に角田さんが体験した実話なんてはないか、なんて思ってしまうほどそれぞれに描かれた心情はリアル。充実の読後感でした。
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無信心な日本人の旅行なんてみんなこれかもなーと思った。私も含めて。でも寺とか神社とか教会とか行ってしまうのは何故でしょうか。
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自分以外の人が神さまに何を願ったか、それを知ってしまうのって、ほんのりと心地いい罪悪感がある。登場する寺社仏閣がどれも素敵で行ってみたくなった!私だったら何を願うかな。 【読んだ目的・理由】角田光代さんの小説が読みたかったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.5 【一番好...
自分以外の人が神さまに何を願ったか、それを知ってしまうのって、ほんのりと心地いい罪悪感がある。登場する寺社仏閣がどれも素敵で行ってみたくなった!私だったら何を願うかな。 【読んだ目的・理由】角田光代さんの小説が読みたかったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.5 【一番好きな表現】だれかがかならず目にするおはかぎらない、だれひとりここを通らない日はだれの目にも映らない光景が、なぜこんなにも完璧であるのだろう。(本文から引用)
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