商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/09/18 |
| JAN | 9784093867634 |
- 書籍
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探偵小石は恋しない
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探偵小石は恋しない
¥1,870
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商品レビュー
3.9
588件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他人の恋を可視化できる探偵・小石が、様々な浮気調査に挑むミステリー。 独特な調査依頼、不審な動きを見せる調査対象。一つの事件に複数の謎を内包し、そして全編に通底する猟奇事件——これらが重なり合うことで、多層構造を持った浮気ミステリーが楽しめます。意外と見たことのないジャンルだ。 正直に言えば、途中まではあまり乗り切れませんでした。 2章の夫婦の話では依頼人がやたら「内縁の妻」を強調し、3章では調査対象が現役アイドルにもかかわらず彼女に向けられた恋の矢が2本しかないなど、気になる謎が提示されるものの解消されないまま事件が閉じてしまい、不完全燃焼が続きました。 ところが、第4章の猟奇事件によって評価が一変しました。 小石の報告書をもとに、これまでの調査対象たちが次々と襲撃されていく。 しかし実際には、「内縁の妻」が双子の妹だったり、「アイドル」が人形だったりと、 調査対象がすべて例外的なケースのため、概要しか記載されていない報告書を盗み見た犯人・雛未は、その誤読によって“対象の近くにいた別人”を襲ってしまう。 読者が感じていた違和感や未解決の謎そのものが、犯人をも欺く叙述トリックとして機能していた。 犯人が期せずして報告書の叙述トリックに嵌まり込み、その雛未の視点を通して読者にネタを明かすという構造がユニークで、とても面白かったです。 マイナス点も挙げておくと、前述のとおり各事件が謎を残したまま一旦閉じてしまう構成上、終盤まで消化不良感が拭えません。 また、勘が鋭いはずの蓮杖が要所で察しの悪い描写を見せたり、効率を重視するはずの小石が電子機器の操作を覚え直そうとしなかったりと、一部キャラクター描写に違和感を覚える場面もありました。 気になる点も多いものの、終盤に向けて各事件が連鎖し、一つの事件で解いた謎が新たな疑問を生み、その疑問が別の事件へとリンクしていく連鎖的なミステリー構造は面白かったです。 謎そのものに目新しさがなくとも、見せ方の工夫によって斬新に感じさせる——物語構造の巧みさを堪能できた一冊です。
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ネタバレ厳禁なので、多くは書きません。 前半は探偵ものらしい軽快さがありますが、後半で一気に伏線が回収される「どんでん返し系」の作品で面白かったです。 恋愛って良くも悪くも、人生を左右させるものなんだなぁ。
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