商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 晶文社 |
| 発売年月日 | 2025/08/25 |
| JAN | 9784794980113 |
- 書籍
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光る夏 旅をしても僕はそのまま
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光る夏 旅をしても僕はそのまま
¥1,980
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
「なるほど、キューバはいまだに革命の途中なのだ」と会計をちょろまかされながら実感するシーンや、スリランカのカレーを手で食べることで、「食べることは、元来は得体の知れない物体に直接触れて、においを嗅いで確かめるところから始まっていた野田という確信が、熱いスープのように胸を駆け上がっ...
「なるほど、キューバはいまだに革命の途中なのだ」と会計をちょろまかされながら実感するシーンや、スリランカのカレーを手で食べることで、「食べることは、元来は得体の知れない物体に直接触れて、においを嗅いで確かめるところから始まっていた野田という確信が、熱いスープのように胸を駆け上がってくる」と納得するシーンなど、現地での体験や感覚で初めてストンと理解できることが旅にはあるんだなと改めて思う。 五感を総動員して得られる思いが1冊を通してたくさん描かれている点がとても良かった。 実際に旅行に行かなくても動画や写真を通して他の都道府県や外国の景色を存分にみることができる時代の中で、実際に現地に行くことでどのように感じるのかということを考えたいと常々思っているので、こういった本を読んで現地に行く楽しさを確信できる気がしている。 間違った場所に来てしまったことが結果オーライだったりして、結果としていかに楽しむことができるか・学ぶことができるかという姿勢でいることでもっと充実する感覚を得られるのだろうと思うことができる。「旅とは、別の生に入っていく経験である」とあとがきで書かれているように、自分の形に揺らぎが得られる経験をすることを意識しながら生活することを心がけたい。 ========== 「冷静になろうと思う。トラブルこそが醍醐味なんだから。旅が単に自由だからいいのではなく、安全な日常から解除される感覚がいいのである。すると、痛む心が露出することがある。だからこそ、立ち寄ったカフェで現地の人の思いがけない優しさに触れるだけで、張りつめた心がほどけ、頼りない勇気が静かに燃え始める。街角の路上で老人が奏でるかすれたギターの旋律が耳をかすめるだけで、肺の裏側あたりを掻きむしられるような気分にもなる。(p.186)」 「旅先でのその土地のうねりや、人々の呼吸のリズムと感覚に入り込んでしまったとき、そこには「意味」はなく、ただ接続と運動、つまり連鎖するものだけがある。ところが、いざ旅について書こうとすると、「記憶」にからめとられ、それを記述してしまう。時間を物語として再現し、再構築する「時間をまとめる操作」がどうしても介在してしまう。しかし、僕はそれに抗いたいと思った。過去を、今も継続する微細な感覚の揺れとして捉えたい。記憶の奥にある感覚そのものに接続したいと思った(p.254)」
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旅を通して現地の人、旅行者との会話をエッセイにしている。騙されてもいいやとぼったくり同然の料理にお金を払ったり行き当たりばったりの旅に自由さを感じながら読了。
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非常に良い本だった。アジアや西洋の様々な国が登場するけどまずは沖縄の西表島に行ってみたい。歴史になり損なった場所というフレーズが印象的だった。スリランカでカレーを素手で食べることで、食べるという行為を見つめ直すエピソードも好き。
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